...後々(あとあと)に至って読者に合点(がってん)が行くであろう)前置きはこの位に止(とど)めて...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...これからあとあと...
太宰治 「駈込み訴え」
...あとあとの責任に...
太宰治 「新ハムレット」
...十年あとあとの責任まで持って...
太宰治 「春の盗賊」
...あとあと警察のひとが...
太宰治 「春の盗賊」
...しかし後々(あとあと)のこともある...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...あとあとの迷惑がないように気を付けて」と...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...あとあとの代まで...
新美南吉 「丘の銅像」
...この話はあとあとの生活の間に何かの...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...あとあとは、また、あとあとで、たしかに……...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...生きのままあとあとと並べられるのである...
矢田津世子 「茶粥の記」
...あとあとの事は、何もかも柴忠さんが始末をして下すったそうですが、その時の事を誰が尋ねましても、柴忠さんは苦い顔をして返事をなさらぬとの事で御座いますから、私も気をつけまして、柴忠さんにだけは両親の事を尋ねないように致しておりました...
夢野久作 「押絵の奇蹟」
...あとあとの為にもならねえことだ」それも一理ある言葉ですから...
吉川英治 「江戸三国志」
...どうも貧乏育ちのせいか、総じてわたしなどは、茶懐石でも料亭の物でも、うまいといつ迄もおぼえていて、あとあと、又の邂逅(かいこう)を舌が待ちかねるというほどな物にはめったにお目にかかっていず、かえって貧窮時代に母がくるしさの余りに作ったおかしな安惣菜などが、ふと、この年になっても郷愁されてくるのはどういうわけのものだろうか...
吉川英治 「舌のすさび」
...さきへ行く尊氏の船を目あてに、あとあとから、帆に帆を慕ッて行ったことだった...
吉川英治 「私本太平記」
...あとあとの生活まで...
吉川英治 「新書太閤記」
...「あとあとのことは...
吉川英治 「新書太閤記」
...身を退(ひ)いた後々(あとあと)の失くなり物まで...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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