...ぼくが一度だって失敗したことがあったかい……...
江戸川乱歩 「怪人二十面相」
...何か手がかりがあったかい?」「やっと謎が解けました」と彼は莞爾(にっこり)した...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「青い風呂敷包み」
...池が最もあったかいときにほとんど毎日そこへ往った...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...何かあったかいものが来るから...
徳田秋声 「縮図」
...時々ここへ来ることがあったかい」「一度もいらっしゃいません...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...――昨夜はお月様があったかい」「四日ですよ」「まさか提灯(ちょうちん)を持って来たわけじゃあるまいな...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...あの金物やの小僧は、なんで毎日ふとんをほすのかと、祖母にきくと、「寝しなに、お餅(もち)を煮て、あったかいのを、一切食べさせてやればよいのだが――としよりもいるのに...
長谷川時雨 「鉄くそぶとり」
...あったかいのをつかんで...
林芙美子 「お父さん」
...「石油コンロは消してあったかい?」与一は...
林芙美子 「清貧の書」
...そこへ行っててくれない? よく日の当たるあったかい部屋だから...
平林初之輔 「アパートの殺人」
...今日は何か変わったことがあったかい?」「また...
平林初之輔 「少年探偵 呉田博士と与一」
...あったかいミルクコーヒーの味よろし...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...あったかいので霜どけ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...あったかい初茸飯の湯気の立つのをふうふう吹きながら...
水上滝太郎 「果樹」
...ポーッとあったかい部屋に入るとすぐ女はスルスルと着物をぬいで白縮緬に女郎ぐもが一っぱいに手をひろげて居る長襦袢一枚になって赤味の勝った友禅の座布団の上になげ座りに座った...
宮本百合子 「お女郎蜘蛛」
...何でも、世界を珍しい暖流が一廻りしたそうで、大変あったかい...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...村子 いえさ、ここにいるぶんには、明日までだって……こんなか、あったかいから、なんだったら今夜一晩ここでとまることにするのも、おもしろいけどさ、私のいうのは、いつまでも、逃げて歩くといったって――花岡 なあに、一月もたてばホトボリが――そうよ、事が事だから、さめっちまいもしまいが、その時分にゃ、どうせ、事件のカッコウがだいたいハッキリするから、おれだけを追いまわすということもなくなる...
三好十郎 「胎内」
...一度でも親きょうだいのことを考えたことがあったかい」辰弥は力なく...
山本周五郎 「季節のない街」
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