...しかも大僧正みずからの手で金のかんむりをお妃(きさき)のあたまにのせなければなりませんでした...
ハンス・クリスティアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 楠山正雄訳 「野のはくちょう」
...どんなうつくしいけしきも、この鏡にうつすと、煮(に)くたらしたほうれんそうのように見え、どんなにりっぱなひとたちも、いやなかっこうになるか、どうたいのない、あたまだけで、さかだちするかしました...
ハンス・クリスティアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 楠山正雄訳 「雪の女王」
...手をあたまのところへもっていくうちに...
海野十三 「地底戦車の怪人」
...仏と鬼を両方から敵に持っちゃあたまらない」こう言って苦笑いをしたが...
中里介山 「大菩薩峠」
...その自慢(!)の法然頭(ほうねんあたま)を振り立てるためには...
中里介山 「大菩薩峠」
...支度(したく)して來(く)んだつて俺(お)ら今日(けふ)頭髮(あたま)結(ゆ)つてゝ聞(き)いたんだぞ」「さうえ者(も)な...
長塚節 「土」
...其意味がすぐ代助の頭(あたま)には響(ひゞ)かなかつた...
夏目漱石 「それから」
...宗助(そうすけ)の頭(あたま)には...
夏目漱石 「門」
...頭(あたま)に觸(ふ)れずに過(す)ぎたらしかつた...
夏目漱石 「門」
...荷物棚から真田紐(さなだひも)でつるした一個二法(フラン)の貸し枕に河童頭(かっぱあたま)をもたらせ...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...『誰(だれ)か頭(あたま)を下(した)へおろしてくれゝば可(い)いなァ!もう唯(たツ)た一人法師(ひとりぽつち)で居(ゐ)るのは可厭(いや)になつて了(しま)つたわ!』斯(か)う云(い)つて兩手(りやうて)を見(み)ると...
レウィス、キァロル Lewis Carroll 丸山英觀訳 「愛ちやんの夢物語」
...いが栗あたま――眉太く...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...此頃の様じゃあたまらないんですもの...
宮本百合子 「お久美さんと其の周囲」
...あたまってうちとしっぽってうちと...
山本周五郎 「青べか物語」
...そして彼は自分のあたまのよさに酔い...
山本周五郎 「青べか物語」
...さすがの城太郎も頭脳(あたま)がすこしどうかなっているにちがいない...
吉川英治 「宮本武蔵」
...頭脳(あたま)のうちはこよいの夜空のように冴え...
吉川英治 「宮本武蔵」
...(脳味噌(あたま)に汚点(しみ)が出来たのかな)そんなことを...
蘭郁二郎 「夢鬼」
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