...文学の道あせる事無用と確信致し居る者に候(そうろう)...
太宰治 「虚構の春」
...「あせる事はない...
太宰治 「パンドラの匣」
...しきりに気はあせるが...
徳永直 「こんにゃく売り」
...後家さんを引きつけようとあせる気色(けしき)が...
中里介山 「大菩薩峠」
...こっちがあせればあせるほど...
中里介山 「大菩薩峠」
...早く結果を得ることにのみあせると...
中谷宇吉郎 「千里眼その他」
...蔵せるものを見極(みき)わめんとあせる男はことごとく虜(とりこ)となる...
夏目漱石 「虞美人草」
...聊かあせるやうな氣持でアストオル吸入をつづけてみるのだつたが...
南部修太郎 「日曜日から日曜日まで」
...あせればあせる程...
浜尾四郎 「黄昏の告白」
...アノ者面(しゃッつら)を※(あか)らめて……」トあせるばかりで凄(すご)み文句は以上見附からず...
二葉亭四迷 「浮雲」
...栄蔵があせればあせるほど...
宮本百合子 「栄蔵の死」
...彼は敵陣に斬って入ろうとあせる...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...あせればあせるほど脚がもつれ...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...美しく成ろうとあせるより...
柳宗悦 「民藝四十年」
...あせるほどこじれるばかりで...
山本周五郎 「日本婦道記」
...陸地の胸へ少しでも遠く手を伸ばさうとあせるやうに...
吉江喬松 「伊良湖の旅」
...喚(わめ)きながら抜き戻そうとあせるうちに...
吉川英治 「三国志」
...寄手はあせるほど犠牲を増し...
吉川英治 「新書太閤記」
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