...あせることなくやっている間に...
岩野泡鳴 「耽溺」
...別にあせる模様もなくどこまでものんびりである...
上村松園 「北穂天狗の思い出」
...あせればあせるほど...
上村松園 「健康と仕事」
...あせるのですけれども...
太宰治 「新ハムレット」
...あせるな/\、あせらないでどつしりとしてをれ...
種田山頭火 「其中日記」
...重苦しい頭を慰(いや)そうとあせるのであったが...
徳田秋声 「黴」
...決して追い求むるもののためにあせるまい...
中里介山 「大菩薩峠」
...蔵せるものを見極(みき)わめんとあせる男はことごとく虜(とりこ)となる...
夏目漱石 「虞美人草」
...驚ろかんとあせる群集は弁天の祠(やしろ)を抜けて圧(お)して来る...
夏目漱石 「虞美人草」
...地ならしをせぬ地面の上へ丈夫な家を建てようとあせるようなものだ...
夏目漱石 「野分」
...実業家が主人苦沙弥(くしゃみ)先生を圧倒しようとあせるごとく...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...惜しいが、あせるまい、今に、もっといゝ話がドン/\来ると思ふ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...儲け儲けとしてあせるからどうにもなりません...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...あせればあせるほど脚がもつれ...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...かあちゃんには」「笑あせるぜ」と良吉は鼻を鳴らした...
山本周五郎 「ちゃん」
...笑あせるな野郎、ちきしょうめ、――やい、なんでもいいから金を出せ」「――気の毒だが金はない」「てめえおれを素人だと思ってるのか、これだけの大屋敷で金がねえ、へっ、金はないってやがる、ばかにするなってんだ、やい起きろ、こっちあちゃんとめどをつけて来たんだ、四の五のぬかすと家捜しをするぞ」「それはいい思いつきだ、遠慮はいらないからすぐやってみろ」成信はさらに、こうつけ加えた...
山本周五郎 「泥棒と若殿」
...おちつけ、おちつけ、あせるなよ、と彼は自分に云った...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...このあせる理由も...
吉川英治 「黒田如水」
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万病 食うか食われるかの争い 落ち穂
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