...僕等は東家(あずまや)の横を曲り...
芥川龍之介 「蜃気楼」
...東屋(あずまや)の桷(たるき)...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...ただ一つの亭(あずまや)のみが残っていたが...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「王成」
...阿松が毎日園亭(あずまや)にくるのです...
田中貢太郎 「嬌娜」
...コレ」四阿(あずまや)デ休ンダ時...
谷崎潤一郎 「瘋癲老人日記」
...あずまやへ行く曲り角に...
アントン・チェーホフ 神西清訳 「桜の園」
...アカシアばかりでできている円い四阿(あずまや)へ...
ツルゲーネフ 神西清訳 「はつ恋」
...花でおおわれたあずまやのある...
ヴィルヌーヴ夫人 Madame de Villeneuve 楠山正雄訳 「ラ・ベルとラ・ベート(美し姫と怪獣)」
...つまり向うの四阿(あずまや)のところに立って...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...アリョーシャはふと思い出した――きのう兄と別れて四阿(あずまや)を出るとき...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...いきなり四阿(あずまや)の方へ行ったんだ...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...沼をかこむ丘の斜面のところどころに四阿(あずまや)や茶室が樹々のあいだに見え隠れし...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...池の畔の四阿(あずまや)の前に確かに皇帝が立っていたという...
久生十蘭 「魔都」
...東屋(あずまや)の影でマクスウェルが小さな黒い封筒を手に突っ立っていた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...小さな東屋(あずまや)まで行くと...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「ギルレイ」
...東屋(あずまや)が松林の向こう側...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「鉄面皮」
...鵠沼のあずまやがつぶれたのでいやね...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...本丸の四阿(あずまや)へ足をむけていた...
吉川英治 「神州天馬侠」
便利!手書き漢字入力検索