...仮山(つきやま)の背後(うしろ)になった四阿屋(あずまや)の方へ往ったのだ...
田中貢太郎 「雨夜草紙」
...コレ」四阿(あずまや)デ休ンダ時...
谷崎潤一郎 「瘋癲老人日記」
...四阿屋(あずまや)の方には...
徳田秋声 「あらくれ」
...例の四阿(あずまや)にまず落ち着こうというのであった...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...アリョーシャはふと思い出した――きのう兄と別れて四阿(あずまや)を出るとき...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...二見ヶ浦の海岸の清涯亭(せいがいてい)という宿の離れにつづいた四阿(あずまや)の中で...
中里介山 「大菩薩峠」
...出羽の米沢の吾妻山(あずまやま)の下で生れたのだ」出羽の米沢だけなら無事だったが...
中里介山 「大菩薩峠」
...青い木の柱に平べったい緑いろの円屋根(まるやね)をつけた四阿(あずまや)が見え...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...茶室めいた四阿(あずまや)が一軒たっている...
平林初之輔 「動物園の一夜」
...この世のものとも思えないような匂いを放つすいかずらが一杯にからんだ東屋(あずまや)にいるような心地がしたことでしょう...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...サヨナギドリや薔薇の東屋(あずまや)を思い出しますね...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...東屋(あずまや)の影でマクスウェルが小さな黒い封筒を手に突っ立っていた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...レスブリッジが東屋(あずまや)の端に着く間もなく...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...ハシバミの木で出来た東屋(あずまや)が招いているように思えた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「ギルレイ」
...鵠沼のあずまやがつぶれたのでいやね...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...四阿(あずまや)マルガレエテ飛び込み...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...屋根を掛けた亭(あずまや)づくりになっており...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...――伴(ともな)われるまま庭園の四阿亭(あずまや)に入って...
吉川英治 「新・水滸伝」
便利!手書き漢字入力検索