...東屋(あずまや)の桷(たるき)...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...その下を舟が行くことのできる四阿(あずまや)の観があるものがあった...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...ただ一つの亭(あずまや)のみが残っていたが...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「王成」
...阿松が毎日園亭(あずまや)にくるのです...
田中貢太郎 「嬌娜」
...はるか向こうの東屋(あずまや)のベンチへ力なさそうにもたれたまま...
寺田寅彦 「どんぐり」
...まるで残骸のようになった緑色の四阿(あずまや)が現われた...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...四阿(あずまや)のまん中には木製の緑色のテーブルが地面へ掘っ立てになっていて...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...後(うしろ)の黒い常磐木(ときわぎ)の間からは四阿屋(あずまや)の藁(わら)屋根と花畠(はなばたけ)に枯れ死した秋草の黄色(きばみ)が際立(きわだ)って見えます...
永井荷風 「監獄署の裏」
...東家(あずまや)ってね...
夏目漱石 「硝子戸の中」
...何んとか外の方法を採って頂きます」「それは言うまでも無い」二人は四阿(あずまや)の粗末な卓に対して...
野村胡堂 「死の予告」
...玩具(おもちゃ)のピストルをもって四阿(あずまや)の方へゆこうとするところで...
平林初之輔 「探偵戯曲 仮面の男」
...レスブリッジが東屋(あずまや)の端に着く間もなく...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...部屋全体が本当に花々のあずまやのようだった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...「東屋(あずまや)にはいってください...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「鉄面皮」
...1465四阿(あずまや)を覆へ...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...半腹に鳳山亭としたる四阿屋(あずまや)の簷(のき)傾きたるあり...
森鴎外 「みちの記」
...あずまやの四階に坐りこむ...
吉川英治 「随筆 新平家」
...アルセーヌ・ルパンはとある東亭(あずまや)の中で...
モウリス・ルブラン 新青年編輯局訳 「水晶の栓」
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