...ラレイが再び君寵にあずかるように...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...よそのひとのお金をあずかると...
太宰治 「渡り鳥」
...留守をあずかる御城代から再三再四のむかえをうけながら...
橘外男 「亡霊怪猫屋敷」
...その道具あずかる」そして小さな声で...
豊島与志雄 「金の目銀の目」
...「大なるフランス」――海の彼方(かなた)のフランス――の防備を確かにするという名誉と危険とにあずかることを拒む他のフランス人らの...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...ミサ聖祭にあずかる者のひたる幸福感は世の中のあらゆる幸福感にもまさるものです...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...あれは十手取縄をあずかるお役人なんだ...
中里介山 「大菩薩峠」
...称名の本願に答えて来迎にあずかることに不審は無い筈ではないか」又問うて曰(いわ)く...
中里介山 「法然行伝」
...切米手形の発出をあずかる割場の下役が用人部屋へ遊びにきて...
久生十蘭 「奥の海」
...大将の御庇護(ひご)にあずかるのを幸福に感じて今日まで来ました」この話を聞いていて...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...多くの人の支配にあずかる人...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...殿お留守をあずかる責任をも考えあわせ...
山本周五郎 「日本婦道記」
...それが留守をあずかる者のつとめだ...
山本周五郎 「日本婦道記」
...なんですかその血相は」「お留守をあずかる孔明にも何のお断りすらなく...
吉川英治 「三国志」
...「そんな小さいことではまだお賞(ほ)めにあずかる程なものではありませんよ」と...
吉川英治 「新書太閤記」
...一代富貴の基(もと)ともなるほどなご感賞にあずかるあずからぬも...
吉川英治 「源頼朝」
...闇の夜には囚人駅舎の寒い廊下の隅っこに彼と抱きあって小一時もいさせてもらう――その目こぼしにあずかるためにである...
神西清訳 「ムツェンスク郡のマクベス夫人」
...その肉と血にあずかるのが「聖餐(せいさん)」である...
和辻哲郎 「孔子」
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