...命をのばす御相談にあずかるだけで...
海野十三 「火星兵団」
...とにかくノートをあずかる事にして...
太宰治 「人間失格」
...偶然によってなさるる財産の分配にあずかること最も少ない人々を...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...「刀はあずかるであろうな」「はい」「では――」大作が...
直木三十五 「三人の相馬大作」
...お蕎麦の御馳走にあずかる...
中里介山 「大菩薩峠」
...称名の本願に答えて来迎にあずかることに不審は無い筈ではないか」又問うて曰(いわ)く...
中里介山 「法然行伝」
...話をした責任上とにかく相談にはあずかることになった...
中谷宇吉郎 「原子爆弾雑話」
...おほめにあずかるほどの心当たりもない...
野村胡堂 「胡堂百話」
...金蔵の金箱をあずかるお役人は何人ほどおられますか」「ただいまのところ...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...藩主は革命の名利(みょうり)にあずかるを得ずして...
福沢諭吉 「徳育如何」
...きっと病人をあずかるときは普通の二階の部屋をつかうのでしょうね...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...我々がそれにあずかる部分はごく僅かなものです...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...やはり人間的法則一般的法則の支配する・精神も肉体も共にあずかる・あの現在的な快楽の方に意気地なく引かれてゆく...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...施与(せよ)にあずかる価値のないことも知っている...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...おほめにあずかることがある...
吉川英治 「押入れ随筆」
...なぜならばお留守をあずかる陳宮と高順とは...
吉川英治 「三国志」
...伊那丸(いなまる)の留守(るす)をあずかる帷幕(いばく)の人々...
吉川英治 「神州天馬侠」
...その肉と血にあずかるのが「聖餐(せいさん)」である...
和辻哲郎 「孔子」
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