...『其面影』の妙処というは二十年前の『浮雲』で味(あじわ)わされたものよりもヨリ以上何物をも加えなかった...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...自分のような鈍感者では到底味(あじわ)う事の出来ない文章上の微妙な説を聞いて大いに発明した事もしばしばあったし...
内田魯庵 「二葉亭余談」
...何でもない世間咄(せけんばなし)をも面白く味(あじわ)わせた...
内田魯庵 「二葉亭余談」
...これ彼の実験的に味(あじわ)いし聖境にての聖感であった...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...種々の苦悩の経験を味(あじわ)いて...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...「支持の滅失」を心行くばかり味(あじわ)うことが出来たのである...
江戸川乱歩 「江川蘭子」
...私はこの三十年の生涯にそれは色々な悲しみも味(あじわ)って来たけれど...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...小鰺(こあじ)の二杯酢を肴(さかな)にしてチビリ/\傾けてゐる庄造は...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のをんな」
...安治川(あじがわ)口まで下って...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...これほど味(あじわ)い深く...
永井荷風 「曇天」
...菜蔬と魚介(ぎょかい)の味(あじわい)美なるもの多きはこれ日本料理の特色ならずとせんや...
永井荷風 「矢はずぐさ」
...この人物の持味(もちあじ)の...
中里介山 「大菩薩峠」
...その間に子供は学問の趣味を味(あじわ)うのであるが...
新渡戸稲造 「教育の目的」
...この部屋へ寝床を敷いて寝る夜のことを考えるとあじきなかった...
林芙美子 「貸家探し」
...父君の仏事の日のことは阿闍梨(あじゃり)から報告がございましてくわしく知ることができました...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...一地に割拠した大小の按司(あじ)・世(よ)の主(ぬし)もまたテダであった...
柳田国男 「海上の道」
...一度味(あじわ)ったらトテモトテモ忘れられないものだそうです...
夢野久作 「狂人は笑う」
...新発意(しぼち)」「はあ」「はあじゃない...
吉川英治 「親鸞」
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