...斜めに網代屏風(あじろびょうぶ)の上へ...
芥川龍之介 「偸盗」
...御忌(ぎよき)の鐘皿割る罪や暁(あけ)の雲つま猫の胸の火や行(ゆ)く潦(にはたづみ)夜桜に怪しやひとり須磨(すま)の蜑(あま)蚊柱(かばしら)の礎(いしずゑ)となる捨子(すてこ)かな人魂(ひとだま)は消えて梢(こずゑ)の燈籠(とうろ)かなあさましや虫鳴く中に尼ひとり火の影や人にて凄き網代守(あじろもり)句の佳否(かひ)に関(かかは)らず...
芥川龍之介 「点心」
...見わたしたところ、小屋は相当の広さであるのに四分通りしか入りがないので、場内の空気は街頭を流れるすうすうした風と変りがなく、舞台に動いている人形までが首をちぢめて、淋しく、あじきなく、見るから哀れに、それが太夫(たゆう)の沈んだ声と三絃(さんげん)の音色(ねいろ)とに不思議な調和を保っていた...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...この近在の味鋺(あじま)というところに生れた子鉄(こてつ)という強盗なのです」「まあ――」お角さんはお銀様の横顔を見ました...
中里介山 「大菩薩峠」
...けれどもそのサラダの味(あじ)が...
グリム 中島孤島訳 「ラプンツェル」
...あじさい...
原民喜 「夢と人生」
...昔仏その従弟調達が阿闍世(あじゃせ)王より日々五百釜の供養を受け...
南方熊楠 「十二支考」
...」「なじよな味(あじ)だた...
宮澤賢治 「鹿踊りのはじまり」
...阿闍梨(あじゃり)も音問(おとずれ)の使いはおりおり送っても...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...御寺(みてら)の阿闍梨(あじゃり)の所から...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...穴のあいた網代笠(あじろがさ)をかぶり草鞋(わらじ)ばきで...
山本周五郎 「おれの女房」
...天床は網代(あじろ)というのだろう...
山本周五郎 「風流太平記」
...網代(あじろ)竹の卓のうえに片肱(かたひじ)乗(の)せ...
吉川英治 「江戸三国志」
...その味(あじ)のいいことは...
吉川英治 「神州天馬侠」
...「権門(けんもん)の仕事はあじけない...
吉川英治 「新書太閤記」
...新発意(しぼち)」「はあ」「はあじゃない...
吉川英治 「親鸞」
...おふくみ下さい」阿闍梨(あじゃり)は聞いて...
吉川英治 「源頼朝」
...ああじれったい、髪の根がかゆくなった...
吉川英治 「宮本武蔵」
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