...しかしあの番頭の客あしらいは...
梅崎春生 「幻化」
...検事はそれをうまくあしらいながら...
海野十三 「蠅男」
...おかみが僕の社におどおど訪ねて来たのを冷たくあしらい...
太宰治 「女類」
...モンタージュはすなわちモンテーであり、マウンティングであり、日本語では取り付け、取り合わせ、付け合わせ、あしらいである...
寺田寅彦 「映画雑感(1[#「1」はローマ数字、1-13-21])」
...贔負分(ひいきぶん)にね」「ふーん」神尾は鼻であしらいながら...
中里介山 「大菩薩峠」
...どうしても同輩以下のあしらいであり...
中里介山 「大菩薩峠」
...あわててそれを拭き、それを取りのけ、それをあしらい、しているうちに、また机の前へ坐り直しはしたが、ぞくぞくとして寒気(さむけ)がこうじ、肌がこんなに粟になる...
中里介山 「大菩薩峠」
...実は御遠慮申上げておりました」下へも置かぬあしらいです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...これに金箔(きんぱく)をあしらいます...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...和尚(おしょう)鄭重(ていちょう)にあしらい茶などすすめたり...
柳田国男 「遠野物語」
...――それから若殿康継の冷やかなあしらいにも...
山本周五郎 「落ち梅記」
...もう少しあしらいようがあったであろう...
山本周五郎 「花も刀も」
...客あしらいはうまいし...
山本周五郎 「山彦乙女」
...客あしらいから芸者の扱い...
山本笑月 「明治世相百話」
...おまけに博多一流で客待遇(あしらい)が乱暴と来ているから...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...寛(くつろ)いだ客あしらいを見せて...
吉川英治 「上杉謙信」
...鼻であしらいやがった...
吉川英治 「三国志」
...さんざんなあしらいを受けたので...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「にんじん」
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