...はきだめの隅に芋のきれはしをあさる心よ...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...腐肥をあさる卑しい鳥の羽音が聞こえてくる...
有島武郎 「二つの道」
...――骨あさる鳥なり...
石川啄木 「詩」
...僕は掃(は)き溜(だ)めをあさる痩せ犬のように...
岩野泡鳴 「耽溺」
...求食(あさる)時は衆(みな)あさり...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
......
高浜虚子 「俳句の作りよう」
......
鶴彬 「鶴彬全川柳」
...芥溜(ごみため)をあさるようなことはしちゃあいけません...
豊島与志雄 「南さんの恋人」
...神田電車通の古書肆をあさる...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...町内隈(くま)なくあさることになりました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...怨みの人殺しなどをあさるよりは...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...客をあさるともなく眺めていると...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...ずつと後に考へることであつて肝心なことは素材を広くにあさることである...
室生犀星 「俳句は老人文学ではない」
...陶磁器をあさるこころを誰かは知らんまた誰にか告げん...
室生犀星 「忘春詩集」
...これこそ私の最も好んで読みあさるものです...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...わたしが書物をあさるのは...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...味覺を研いで料理をあさることもたのしい...
吉川英治 「折々の記」
...餌をあさる鳥にもついばまれず...
吉川英治 「三国志」
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