...僕は掃(は)き溜(だ)めをあさる痩せ犬のように...
岩野泡鳴 「耽溺」
...ごみためばかりあさるのはおかしいよ...
海野十三 「火星兵団」
...そして立て続けにそこらの木の葉を腹一杯食べあさると...
薄田泣菫 「独楽園」
...シャコがそこで餌をあさるために朝夕に森からやってきた...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
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高浜虚子 「俳句の作りよう」
...戦争の残飯(ざんぱん)をあさる人たちも多いなかへ...
壺井栄 「二十四の瞳」
...新聞の綴込をぼんやり読みあさるより外はなかった...
豊島与志雄 「擬体」
...当座の食物をあさるべく...
中里介山 「大菩薩峠」
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長塚節 「長塚節歌集 中」
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長塚節 「長塚節歌集 中」
...田越しに助川の濱の老松が見える松越えて濱の烏の來てあさる青田の畦に萱草赤し十三日...
長塚節 「長塚節歌集 中」
...「失恋した男の人はよくその恋人に似た似而非女(えせをんな)をあさるものだわ...
長與善郎 「青銅の基督」
...怨みの人殺しなどをあさるよりは...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...腐肉をあさるような奴じゃないし...
アーネスト・ヘミングウェイ Ernest Hemingway 石波杏訳 Kyo Ishinami 「老人と海」
...ずつと後に考へることであつて肝心なことは素材を広くにあさることである...
室生犀星 「俳句は老人文学ではない」
...生命がその生きた餌食をあさる時に...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...古本をあさるほかは...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...餌をあさる鳥にもついばまれず...
吉川英治 「三国志」
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