...長い間のあこがれの的であった人と逢う瀬を楽しむ境涯(きょうがい)になったものゝ...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...あこがれの的が二つあった...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「かもめ」
...あこがれの的になったのかも知れません...
中里介山 「大菩薩峠」
...その当時あこがれの的であった『少年世界』や『日本少年』を毎月とっているなどという子供は...
中谷宇吉郎 「簪を挿した蛇」
...それがあこがれの的であった...
中谷宇吉郎 「『西遊記』の夢」
...紺絣を着た青年はあこがれの的であった位です...
林芙美子 「着物雑考」
...家中(かちゅう)の娘たちのあこがれの的でしたからね...
山本周五郎 「薊」
...家中の青年たちぜんたいのあこがれの的である...
山本周五郎 「半之助祝言」
...「あやかしの鼓」が私のあこがれの的となったのはこの時からであった...
夢野久作 「あやかしの鼓」
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