...六時半には朝飯を持って来てあげる...
石川欣一 「比島投降記」
...いきなり そこに あった木刀(ぼくとう)を とりあげると...
五十公野清一 「一休さん」
...ひと声うめき声をあげると...
ハーバート・ジョージ・ウエルズ 海野十三訳 「透明人間」
...特に例をあげる必要はない...
丘浅次郎 「人類の生存競争」
...人一人の能率をあげることである...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...我慢してあげるわ...
太宰治 「グッド・バイ」
...……痰が切れない爺さんと寝床ならべる・孫に腰をたゝかせてゐるおぢいさんは・眼の見えない人とゐて話がない水仙一りんのつめたい水をくみあげる水のんでこの憂欝のやりどころなしあるけばあるけば木の葉ちるちる先夜同宿した得体の解らない人とまた同宿した...
種田山頭火 「行乞記」
...酒代(さかて)に一クラウン★あげるよ...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...彼はもう眼をあげる元気もなかった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...御病気なら看護してあげると云う...
豊島与志雄 「女客一週間」
...ジャン・ヴァルジャンの首筋に向かって痙攣的(けいれんてき)に手をあげるたびごとに...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...びっくりしたように顔をあげると...
火野葦平 「糞尿譚」
...大文字屋を引きあげる...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...あたし二分間で片づけてあげるわ...
ルイザ・メイ・オルコット L. M. Alcott 水谷まさる訳 「若草物語」
...ホントは「自分のことをタナにあげる」ことになるからだ...
三好十郎 「恐怖の季節」
...あたいが入れてあげるから...
室生犀星 「蜜のあわれ」
...――黒い樹立ちから眼をあげると...
山本周五郎 「季節のない街」
...こんどだけは信用してあげるわ...
山本周五郎 「ゆうれい貸屋」
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