例文・使い方一覧でみる「あげる」の意味

...いいよ、つけてあげるゥ、ボクもよく見たいからネ... いいよ、つけてあげるゥ、ボクもよく見たいからネの読み方
東健而訳大久保ゆう改訳「瀕死の探偵」

...もすそを取りあげるようなふりをしました... もすそを取りあげるようなふりをしましたの読み方
ハンス・クリスチャン・アンデルセン　Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳「はだかの王さま」

...そのルナビゥムを――」「その場所を教えてさしあげる... そのルナビゥムを――」「その場所を教えてさしあげるの読み方
海野十三「三十年後の世界」

...真先に自分がそれを見つけて声をあげるつもりだった... 真先に自分がそれを見つけて声をあげるつもりだったの読み方
海野十三「四次元漂流」

...然しすぐ調子を張りあげる... 然しすぐ調子を張りあげるの読み方
千家元麿「自分は見た」

...見あげると、その崖のうえには、やしろでもあるのか、私の背丈くらいの小さい鳥居が立っていて、常磐木（ときわぎ）が、こんもりと繁り、その奥ゆかしさが私をまねいて、私は、すすきや野いばらを掻（か）きわけ、崖のうえにゆける路を捜したけれども、なかなか、それらしきものは見当らず、ついには、崖の赤土に爪を立て立て這い登り、月の輪の無い熊、月の輪の無い熊、と二度くりかえして呟いた... 見あげると、その崖のうえには、やしろでもあるのか、私の背丈くらいの小さい鳥居が立っていて、常磐木が、こんもりと繁り、その奥ゆかしさが私をまねいて、私は、すすきや野いばらを掻きわけ、崖のうえにゆける路を捜したけれども、なかなか、それらしきものは見当らず、ついには、崖の赤土に爪を立て立て這い登り、月の輪の無い熊、月の輪の無い熊、と二度くりかえして呟いたの読み方
太宰治「狂言の神」

...この万年筆をさしあげること... この万年筆をさしあげることの読み方
太宰治「春の盗賊」

...シャーマンの生活を取りあげることができましょう... シャーマンの生活を取りあげることができましょうの読み方
知里真志保「アイヌ宗教成立の史的背景」

...創りあげる芸術の中では... 創りあげる芸術の中ではの読み方
中井正一「美学入門」

...平次はお静と祝言の盃をあげることになりました... 平次はお静と祝言の盃をあげることになりましたの読み方
野村胡堂「銭形平次捕物控」

...いきなり悲鳴をあげるんですもの... いきなり悲鳴をあげるんですものの読み方
野村胡堂「銭形平次捕物控」

...わたしがそれをあげると... わたしがそれをあげるとの読み方
フランツ・カフカ　Franz Kafka 原田義人訳「城」

...折々ひときわ鋭く五位鷺（ごいさぎ）のような喉を振り絞って余韻もながく叫びあげる声が朧夜の霞を破って凄惨この上もなかった... 折々ひときわ鋭く五位鷺のような喉を振り絞って余韻もながく叫びあげる声が朧夜の霞を破って凄惨この上もなかったの読み方
牧野信一「鬼涙村」

...お前さんの云う通りの品物をみんな揃えてあげるから... お前さんの云う通りの品物をみんな揃えてあげるからの読み方
夢野久作「豚吉とヒョロ子」

...やがてぶるんぶるんをして顔を持ちあげると... やがてぶるんぶるんをして顔を持ちあげるとの読み方
室生犀星「われはうたえども　やぶれかぶれ」

...あとで面白い話をしてあげるわと云い... あとで面白い話をしてあげるわと云いの読み方
山本周五郎「青べか物語」

...覧がお力になってあげる... 覧がお力になってあげるの読み方
吉川英治「三国志」

...こみあげる気ぜわしさと... こみあげる気ぜわしさとの読み方
吉川英治「新書太閤記」