...此二つの意味に於いて我等はあくまでも自己に――普遍的自我を實現すべき自己に...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...エリーザの決心はあくまでもかたいものでした...
ハンス・クリスティアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 楠山正雄訳 「野のはくちょう」
...色あくまでも白く...
太宰治 「パンドラの匣」
...あくまでも「茶道読本」で教えられた正しい作法を守ろうと思った...
太宰治 「不審庵」
...あくまでも妻を愛し切っている私としては...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...その態度が別段悪びれもせずあくまでも自分の恋に忠実ならんとする様子がありありと面(おもて)に溢(あふ)れているだけ私は...
橘外男 「ナリン殿下への回想」
...建築はあくまでも直角に―― Here we are in STOCKHOLM.三つの王冠未知の町を掴もうとする場合...
谷譲次 「踊る地平線」
...あくまでも人間の「ような」ものです...
カレル・チャペック Karel Capek 大久保ゆう訳 「RUR――ロッサム世界ロボット製作所」
...ただ作者はあくまでも...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...僕はあくまでも恩(おん)を知ることは神道(しんとう)の基礎...
新渡戸稲造 「自警録」
...また実行と性情(せいじょう)はあくまでも熱烈たるべし...
新渡戸稲造 「自警録」
...あたしはあくまでもレエヌの味方ですよ...
久生十蘭 「キャラコさん」
...いうまでもなく広告の形式はあくまでも一般公衆に宛(あ)てたもので...
牧逸馬 「チャアリイは何処にいる」
...あくまでも旅行研究なり...
村山俊太郎 「平泉紀行」
...あくまでも見たと断言してゆずらない...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...それに比べると選挙人の家庭にあって候補者の優劣を批判しつつ選挙人の権利を擁護する婦人たちはあくまでも公平の見識を保つことが出来る訳である...
与謝野晶子 「鏡心灯語 抄」
...あくまでも悠久」と...
吉川英治 「三国志」
...あくまでも自己自身についての微妙な...
和辻哲郎 「停車場で感じたこと」
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