...あくたれ口をきいて...
太宰治 「正義と微笑」
...「何と云うあくたれだ...
田中貢太郎 「春心」
...まだ苦しみが甞(な)め足りぬそうな!第十七回お勢のあくたれた時...
二葉亭四迷 「浮雲」
...固より永くは続かん※無慈悲な記憶が働きだしてこの頃あくたれた時のお勢の顔を憶い出させ...
二葉亭四迷 「浮雲」
...子供たちがあくたれすぎるようだ」と久兵衛が云った...
山本周五郎 「ちいさこべ」
...そこで私共の放蕩(あくたれ)仲間が三四人申合わせてそのナメラを丸のままブツ切りにして味噌汁に打込んで一杯飲(や)る事にしましたが...
夢野久作 「近世快人伝」
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