例文・使い方一覧でみる「あくせくと」の意味


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...年中あくせくとして歳月の廻るに支配されている外に何らの能事(のうじ)も無い...   年中あくせくとして歳月の廻るに支配されている外に何らの能事も無いの読み方
伊藤左千夫 「水害雑録」

...これまであくせくと考へたり...   これまであくせくと考へたりの読み方
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」

...熟々(つら/\)考(かんが)ふるに天(てん)に鳶(とんび)ありて油揚(あぶらげ)をさらひ地(ち)に土鼠(もぐらもち)ありて蚯蚓(みゝず)を喰(くら)ふ目出度(めでた)き中(なか)に人間(にんげん)は一日(いちにち)あくせくと働(はたら)きて喰(く)ひかぬるが今日(けふ)此頃(このごろ)の世智辛(せちがら)き生涯(しやうがい)なり...   熟々考ふるに天に鳶ありて油揚をさらひ地に土鼠ありて蚯蚓を喰ふ目出度き中に人間は一日あくせくと働きて喰ひかぬるが今日此頃の世智辛き生涯なりの読み方
三文字屋金平 「為文学者経」

...年中あくせくとして何が面白いのであるか...   年中あくせくとして何が面白いのであるかの読み方
相馬愛蔵 「私の小売商道」

...あくせくと針仕事やお洗濯をして...   あくせくと針仕事やお洗濯をしての読み方
太宰治 「鉄面皮」

...昼だけの単調な世界に一生あくせくとしていて...   昼だけの単調な世界に一生あくせくとしていての読み方
田中貢太郎 「涼亭」

...あくせくと歩いていた...   あくせくと歩いていたの読み方
寺田寅彦 「小さな出来事」

...あくせくと世事に心を煩わして過ごし...   あくせくと世事に心を煩わして過ごしの読み方
中島敦 「狼疾記」

...鷄介はあくせくとして...   鷄介はあくせくとしての読み方
林芙美子 「あひびき」

...あくせくとして骨を折つても...   あくせくとして骨を折つてもの読み方
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」

...あくせくとその日ぐらしの我なり...   あくせくとその日ぐらしの我なりの読み方
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」

...ほんとになんにも知らないであくせくと……けれども...   ほんとになんにも知らないであくせくと……けれどもの読み方
水野仙子 「響」

...しかもあくせくとあせりもせず自然に解決される時を待っていた点で...   しかもあくせくとあせりもせず自然に解決される時を待っていた点での読み方
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」

...それまで十七年間にわたってあくせくと他人のために働いて来たモンテーニュの...   それまで十七年間にわたってあくせくと他人のために働いて来たモンテーニュのの読み方
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」

...身ぢかな人たちの、ただあくせくと、その日の暮しに追われているさまを見るたびに、半之助は殆んど呻きたくなるくらいに、こう思った...   身ぢかな人たちの、ただあくせくと、その日の暮しに追われているさまを見るたびに、半之助は殆んど呻きたくなるくらいに、こう思ったの読み方
山本周五郎 「山彦乙女」

...あくせくと働くばかりの人間として終るだろう...   あくせくと働くばかりの人間として終るだろうの読み方
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」

...あくせくと、下界の生業(たつき)に追われている人々は、その全姿を眼に仰ぐせつなのみ、ああ、富士...   あくせくと、下界の生業に追われている人々は、その全姿を眼に仰ぐせつなのみ、ああ、富士の読み方
吉川英治 「新書太閤記」

...そこらを往来する物売りや、工匠(たくみ)や、侍や、雑多な市人(まちびと)は、ただ、今日から明日への生活(たつき)に、短い希望をつないで、あくせくと、足を迅(はや)めているに過ぎないのだった...   そこらを往来する物売りや、工匠や、侍や、雑多な市人は、ただ、今日から明日への生活に、短い希望をつないで、あくせくと、足を迅めているに過ぎないのだったの読み方
吉川英治 「親鸞」

「あくせくと」の書き方・書き順

いろんなフォントで「あくせくと」


ランダム例文:
深くする   しなびた   押し返そうとする  

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