...あくる朝になると...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「みにくいアヒルの子」
...春まだ浅く月若き生命(いのち)の森の夜の香にあくがれ出でて我が魂(たま)の夢むともなく夢むれば……あゝ此歌である...
石川啄木 「雲は天才である」
...そこに悪霊(あくりょう)がすんでいるのじゃ...
海野十三 「太平洋魔城」
...眼エあくことすら出来(でけ)しませんので...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...名前だけはあくまでも祕して...
豊島与志雄 「霊感」
...そのあくる日家へたづねて来ました...
永井荷風 「来訪者」
...改めてその紙の貼られた額面を穴のあくほど見ています...
中里介山 「大菩薩峠」
...翌日(あくるひ)は熱がなお高くなった...
夏目漱石 「道草」
...諷諫(ふうかん)とはただちにその人の過悪(かあく)をさしあらわしていわず...
新渡戸稲造 「自警録」
...六翌(あく)る日平次が谷中の清養寺へ行ったのは...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...平次の惡謔(あくぎやく)に當てられて敷居際に立ち淀みます...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...私(わたし)は惡人(あくにん)になりまする...
一葉女史 「大つごもり」
...あくまで小説として書かれているのである...
三好十郎 「恐怖の季節」
...人間には思うようなあくたいがつけないものだ...
山本周五郎 「へちまの木」
...あくせくと働くばかりの人間として終るだろう...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...その上に欠伸(あくび)をし続けている赤い達磨(だるま)の灰落しまでもが...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...武庫川始末(むこがわしまつ)あくる年の四月ごろ...
吉川英治 「私本太平記」
...あくまでも探求心である...
和辻哲郎 「露伴先生の思い出」
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