...存外(ぞんぐわい)又あきらめることも容易なるが如し...
芥川龍之介 「大正十二年九月一日の大震に際して」
...あきらめるかするでショ...
東健而訳 大久保ゆう改訳 「瀕死の探偵」
...あきらめるようにすすめました...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「旅の仲間」
...どうしてもあきらめることができません...
江戸川乱歩 「かいじん二十めんそう」
...しかしそれは恋人を思いあきらめるがごとき大発心にて...
太宰治 「虚構の春」
...きれいにあきらめるつもりだ...
太宰治 「パンドラの匣」
...一朝天災に襲われれば綺麗にあきらめる...
寺田寅彦 「津浪と人間」
...山の霊達から聞き出すことはあきらめるほかはありません...
豊島与志雄 「コーカサスの禿鷹」
...もうあきらめるよりほかに仕方がなかった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...逆戻りするほかはあるまいとあきらめるばかりです...
中里介山 「大菩薩峠」
...無理ながら事実とあきらめる事もある...
夏目漱石 「幻影の盾」
...それだからいやしくも人類の地球の表面に存在する限りは夫婦と芸術は決して滅する事はなかろうと思います」「なければ結構だが、今哲学者が云った通りちゃんと滅してしまうから仕方がないと、あきらめるさ...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...ものを書いて暮すなぞと云う事はあきらめる方がいい...
林芙美子 「新版 放浪記」
...あきらめる気持はなく...
火野葦平 「花と龍」
...昔の百姓の土小屋か」とあきらめる...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...お別れすることがどんなに悲しくても私はあきらめる...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...負惜(まけおし)みをいってあきらめるものが多いわけである...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...何とかして」「不測の天災と思うてあきらめるのだな」「旦那がそうお覚悟ならばようございますが……だが...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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