...それから頭は低く下り、またあがる...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...そこの式臺をあがる時...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...ドブンとあがる燐光の水けむり...
江戸川乱歩 「黒蜥蜴」
...ネルのきものにつつまれた女のはだのやうにふうはりともりあがる淡雪りんご...
大手拓次 「藍色の蟇」
...一度このぱっと燃えあがる閃きを認めると...
スティーヴンスン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「ジーキル博士とハイド氏の怪事件」
...ひるは光りをくらくし日をかくすこの炉よりたちあがるわが香煙よ...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...はねあがるようで早くは歩けなかった...
田中貢太郎 「蟇の血」
...大家振っていやあがるなどと云われて憎まれたものだが...
谷崎潤一郎 「客ぎらい」
...この金米糖のできあがる過程が実に不思議なものである...
寺田寅彦 「備忘録」
...上の階へあがるとき...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「蒼炎石」
...あんな紙鳶が子供にあがるもんかい...
新美南吉 「良寛物語 手毬と鉢の子」
...十二時にあがる...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...)美智子さんは驚き立ちあがると...
牧野信一 「眼醒時計の憤慨」
...私はのぼせあがるほどはらが立って...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...鬼役にあがるときの...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...指を触れたか触れぬ間(ま)に石から虹(にじ)が舞ひあがる...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
...ひらりと上へとびあがる!――あがったところはまッ暗であった...
吉川英治 「神州天馬侠」
...紫色の影をつくる腋(わき)の下に魅力を感じて立あがると...
吉行エイスケ 「スポールティフな娼婦」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??