...理想込めにこちとらを食(くら)つてしまやあがるのです...
アルチバシェッフ・ミハイル・ペトローヴィチ Artsybashev Mikhail Petrovich 森林太郎訳 「笑」
...斜(なな)めに空を切ってあがる...
海野十三 「三十年後の世界」
...滑走場(かっそうじょう)がなくても飛びあがることができ...
海野十三 「少年探偵長」
...燃えあがる山塞(さんさい)戸倉老人は妙なことをいいだした...
海野十三 「少年探偵長」
...べら棒に拡大された自分自身にギョッとして震えあがる...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...(自嘲自讃の言葉)×・どうやら霽れさうな草の葉のそよぐそよぐ・はれるよりてふてふは花のある方へ・ぬれててふてふのさがす花はある・はれるとてふちよがさかやさんがやつてきた・しげるがままの草から筍のびあがる・山のみどりの晴れゆく雲のうつりゆく×なぜに涙がでるのだろ――(私の小唄)――×梅雨出水・さかまく水が送電塔へ降りしきるさみだれのむかうから人かげは酒やさん×□藪蚊□鼠□油虫×・野心的...
種田山頭火 「其中日記」
...○ぐん/\湧きあがる熱湯が湛へて溢れる湯けむりを見よ...
種田山頭火 「旅日記」
...中に憤然立ちあがるヂオメーデース叫び曰ふ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...思い切ってぽんと水を敲(たた)いて飛びあがる...
夏目漱石 「虞美人草」
...まだ東が白まないうちに起きあがる...
久生十蘭 「キャラコさん」
...猛烈なやつを横っ面へくれておいて立ちあがると...
久生十蘭 「金狼」
...血圧があがるといけないから...
久生十蘭 「虹の橋」
...立ちあがる...
本庄陸男 「石狩川」
...ぱあっともえあがると...
グリム Grimm 矢崎源九郎訳 「ヘンゼルとグレーテル」
...羽根(はね)がまいあがるほど...
グリム Grimm 矢崎源九郎訳 「ホレおばあさん」
...渡り板を踏んで岸へあがると...
山本周五郎 「青べか物語」
...夕餉(ゆうげ)には四たびともお酒をあがるのですものね...
山本周五郎 「日本婦道記」
...さッと大地を打ってまいあがるのと一しょに...
吉川英治 「神州天馬侠」
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