...何度も両足をあがくようにしていた...
芥川龍之介 「三つの窓」
...あがけばあがく程...
江戸川乱歩 「火星の運河」
...伝兵衛、あがく...
太宰治 「冬の花火」
...なにが不足で、あがくのだろう、好き好んで苦しみを買っているのだ、人生の、生活のディレッタント、運がよすぎて恐縮していやがる、あんなたちの女があるよ苦労性と言ってね陰口だけを気にしている...
太宰治 「懶惰の歌留多」
...その虫のあがく足音...
太宰治 「懶惰の歌留多」
...お松でさえも、手に負えないでいるところを見兼ねた七兵衛が、「与八さんは、あとから来るから、みんなで一足先へ行っているのだよ」と言って、あがく郁太郎を、上からグッと抱きあげてしまいました...
中里介山 「大菩薩峠」
...あがく熊を抑えつけては...
中里介山 「大菩薩峠」
...下手(へた)にあがくと俺の懐の中で御墨付はズタズタになるぞ」兇賊と御用聞は...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...苦しみあがく主人を絞め...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...私があがけばあがくほど...
ジョナサン・スイフト Jonathan Swift 原民喜訳 「ガリバー旅行記」
...あがくように、痙攣(けいれん)する手があたりの空気を掻きまわした...
本庄陸男 「石狩川」
...間ある時に是非とも俳句をものせんとあがくも宜(よろ)しからず...
正岡子規 「俳諧大要」
...もっともっと彼らを泥んこの中であがくがままにしておきたい...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...あなたにいわれないようにしたいとあがくとき...
山崎富栄 「雨の玉川心中」
...悪くあがくとこの槍(やり)に血(ち)ぶるいをさせるぞ」「だまれ...
吉川英治 「神州天馬侠」
...悪くあがくと命がねえぞ」「アッ...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...「下手(へた)にあがくと玉なしになるぞ...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...翁(おきな)が留(と)めようとあがくのを姫(ひめ)は靜(しづ)かにおさへて...
和田萬吉 「竹取物語」
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