...二十二お蔦は急に起上った身体(からだ)のあがきで...
泉鏡花 「婦系図」
...方玄綽などは以前に比べるととてもあがきが取りにくくなって来た...
魯迅 井上紅梅訳 「端午節」
...また光りを求めてあがき...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...やっと身のあがきが付いたと思った瞬間...
橘外男 「令嬢エミーラの日記」
...成り上ろうとするあがきではないか...
豊島与志雄 「文学精神は言う」
...牛は二三遍あがき廻った後で雨の中に横倒れに倒れた...
野上豊一郎 「闘牛」
...むだなあがきをつづけている駿河太郎は...
野村胡堂 「幻術天魔太郎」
...わるあがきがちょっと去(い)なされたかたちにもとれる...
長谷川時雨 「柳原※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子(白蓮)」
...犬のあがきのやうに...
林芙美子 「就職」
...これで幸田もあがきがとれぬようになった訳で...
久生十蘭 「魔都」
...こうして絶望にあがき苦しんでいた時...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...両足に掛けろ」第四十三章 最後のあがき警部が言い終わらないうちに...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...足掻(あがき)に波を立てて...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...あがきがとれなくなっているのは...
柳宗悦 「民藝四十年」
...興味もないことだ」「柳沢系ではだいぶ悪あがきを始めている」主馬は構わずに云った...
山本周五郎 「山彦乙女」
...鞍の上であがき給うな...
吉川英治 「新書太閤記」
...仆れると、あがきがつかず、敏速に起ち上がれないのは連環馬(れんかんば)の致命的な弱点だった...
吉川英治 「新・水滸伝」
...ムダなあがきをしやがって...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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