...いわば自分自身であがきのとれない深みにはいったようなもんじゃないか...
伊藤野枝 「転機」
...苦しみあがきながら築きあげたものを...
伊藤野枝 「転機」
...あまり悪あがきしないでさつさと海の底のお前の住居へ帰れ...
太宰治 「お伽草紙」
...私たちのあがきこそ...
太宰治 「HUMAN LOST」
...あがき苦しみつつ...
太宰治 「HUMAN LOST」
...歩行(あがき)は灯を持った少女の如く新しく美しき珍しさを以て彼に来た...
ロード・ダンセイニ Lord Dunsany 松村みね子訳 「人馬のにひ妻」
...いたずらに身を脱せんとあがき...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...一寸(いっすん)もあがきが取れなかったのである...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...馬の足掻(あがき)が何だか変になったので...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...わるあがきがちょっと去(い)なされたかたちにもとれる...
長谷川時雨 「柳原※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子(白蓮)」
...犬のあがきのやうに...
林芙美子 「就職」
...しょせん悪あがきをしてもそれは無駄...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...あがきもがいても切り離すことのできないこの絆...
藤野古白 藤井英男訳 「人柱築島由来」
...千九百十七年十一月九日郷里にて萩原朔太郎朝日みなぎれ朝日みなぎれ吾等苦しみあがきし日の償ひに新婦(はなよめ)をもてるものは新郎(はなむこ)なり...
室生犀星 「愛の詩集」
...正直にあがきながら死んだ方がいいかも知れない...
室生犀星 「陶古の女人」
...絶叫しながら苦痛のあがきで悶えたが...
室生犀星 「われはうたえども やぶれかぶれ」
...あがき自由ならず...
森鴎外 「うたかたの記」
...悪あがきをしても逃げられやしないぜ」そして手を振った...
山本周五郎 「風流太平記」
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