...方玄綽などは以前に比べるととてもあがきが取りにくくなって来た...
魯迅 井上紅梅訳 「端午節」
...それをはこんであがきすすむ...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...あまり惡あがきしないでさつさと海の底のお前の住居へ歸れ...
太宰治 「お伽草紙」
...私たちのあがきこそ...
太宰治 「HUMAN LOST」
...今となっては其のためにかえってあがきがつかなかった...
田中貢太郎 「南北の東海道四谷怪談」
...こゝでなまじな悪あがきをするよりは...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のをんな」
...恐らくは私の最後のあがきであらう...
種田山頭火 「其中日記」
...――どうも日本座敷はあがきが取れない...
豊島与志雄 「失策記」
...わるあがきがちょっと去(い)なされたかたちにもとれる...
長谷川時雨 「柳原※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子(白蓮)」
...あがきもがいても切り離すことのできないこの絆...
藤野古白 藤井英男訳 「人柱築島由来」
...案内者は去年の雪の多かった事、腰まであって、あがきがとれず、美術学校の人の供をして、朝の十時に宿をたったが武石峠へいったら、とっぷり日がくれ、小屋に一泊したというような事など話す...
別所梅之助 「雪の武石峠」
...こうして絶望にあがき苦しんでいた時...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...最後のあがきだった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...困るからなあ」「悪あがきをするッて...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...叫ぶ)いま出たばかりの三州屋早刷り瓦版! (チョッと足のあがきを小さくして立停ったふうになり)版でおこした墨がまだ乾き上っていねえというしろものだ! 一枚三文...
三好十郎 「斬られの仙太」
...何処の誰が健康であっても次にくる奴はこの碌でもない悪あがきなのだ...
室生犀星 「われはうたえども やぶれかぶれ」
...4630引き弔(つ)つてゐた手足のあがきが好くなるだらう...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...誰か力になる者がいなくちゃああがきがつかねえ...
山本周五郎 「五瓣の椿」
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