...馬の足掻(あがき)の早きときは...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...いわば自分自身であがきのとれない深みにはいったようなもんじゃないか...
伊藤野枝 「転機」
...あまり悪あがきしないでさつさと海の底のお前の住居へ帰れ...
太宰治 「お伽草紙」
...あがきもがいたものだろうと嘲(あざけ)るかも知れぬ...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...やっと身のあがきが付いたと思った瞬間...
橘外男 「令嬢エミーラの日記」
...……あるときは生きむとおもひあるときは死なむとおもふおのれをむちうつ日本が――世界も――さうであるやうに、私自身も転換期に立つてゐる、生死に直面してゐる、最後のあがきだ、私は迷うてゐる、どうすればよいのか、どうしなければならないのか...
種田山頭火 「道中記」
...わるあがきもいい加減にして...
イワン・ツルゲーネフ Ivan Turgenev 二葉亭四迷訳 「あいびき」
...いたずらに身を脱せんとあがき...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...悪あがきは致したくござりませぬ」「うむ」と...
直木三十五 「南国太平記」
...あがきがつくめえじゃねえか...
中里介山 「大菩薩峠」
...どうしてもまたあがきがつかなくなって...
中里介山 「大菩薩峠」
...こうして絶望にあがき苦しんでいた時...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...殆ど無用(むよう)の惡(わるあがき)と云はんければならぬ...
三島霜川 「平民の娘」
...主観的にわるあがきする余地さえ対世間的にはのこされていなかった...
宮本百合子 「解説(『風知草』)」
...あがき自由ならず...
森鴎外 「うたかたの記」
...誰か力になる者がいなくちゃああがきがつかねえ...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...昏迷(こんめい)とあがきだ...
山本周五郎 「新潮記」
...悪あがきをしても逃げられやしないぜ」そして手を振った...
山本周五郎 「風流太平記」
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