...また中天(ちゆうてん)に銅(あかがね)の文字(もじ)...
上田敏 上田敏訳 「牧羊神」
...いつもの通りの銅色(あかがねいろ)の顔をして無心に藻草の中をあさっている...
寺田寅彦 「嵐」
...銅(あかがね)のような顔色はますます輝き...
永井荷風 「監獄署の裏」
...海景銀の戦車や銅(あかがね)の戦車...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集」
...すぐ銅(あかがね)を連想したんだろう...
夏目漱石 「坑夫」
...銅(あかがね)を食って...
夏目漱石 「坑夫」
...――銅屋(あかがねや)六兵衛と言うんだ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...赤銅(あかがね)のサモワールと並んで...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...真鍮や赤銅(あかがね)の品とはどだい物が違うわい...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...二人共健康そのもののやうなあかがね色の顔をし...
北條民雄 「続重病室日誌」
...その深い銅(あかがね)色の底(そこ)が見えた...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...古びた青銅鍋(からかねなべ)だの粗製(そせい)の琺瑯鍋(ほうろうなべ)だのあるいは銅(あかがね)の鍋だの真鍮鍋(しんちゅうなべ)なんぞを使っていますが西洋は大概国法を以てあんな鍋の使用を厳禁しています...
村井弦斎 「食道楽」
...銀の鍋を買ても知れたものだ」と主人の熱心は遂に小山の心を動かしけん「それでは僕も銅(あかがね)や青銅の鍋を廃して残らず西洋鍋に取代(とりか)えよう」中川「ウム...
村井弦斎 「食道楽」
...それから第二の御布告(おふれ)は銅(あかがね)の板に書きまして...
夢野久作 「白髪小僧」
...銅(あかがね)の船が一艘沈んでゐる...
吉江喬松 「霧の旅」
...あかがねのような...
吉川英治 「私本太平記」
...赤銅(あかがね)のような空をしていた...
吉川英治 「茶漬三略」
...大きな銅鍋(あかがねなべ)には...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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