例文・使い方一覧でみる「あおり」の意味
スポンサーリンク...（葉子の感情を最も強くあおり立てるものは寝床を離れた朝の男の顔だった... 
有島武郎 「或る女」
...「さあおりてすこし歩いてみるんですよ」と言いながらおかあさんはむすめをおろしました...
ストリンドベルヒ August Strindberg 有島武郎訳 「真夏の夢」
...煽動（あおり）に消える火とともに身を焦してぞ失（う）せにけり...
泉鏡花 「活人形」
...立てば槍（やり）烏賊、坐れば真（ま）烏賊、動く処は、あおり烏賊、と拍子にかかると、また似たものが外（ほか）にあった...
泉鏡花 「薄紅梅」
...町の人気をあおりたてた...
海野十三 「見えざる敵」
...この北側の岸の下でむかしは馬鹿にしていた水をぐいとあおり...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...冬のモンスーンは火事をあおり...
寺田寅彦 「災難雑考」
...小さな盃で時々ぐっとあおりました...
豊島与志雄 「三つの嘘」
...一つあおりをくれると...
野村胡堂 「判官三郎の正体」
...あおりつけあおりつけしているうちに...
久生十蘭 「予言」
...臭い腐敗した空気が意地悪くむんむッと煽付（あおりつ）ける...
ガールシン 二葉亭四迷訳 「四日間」
...彼のうちにあおり立てていた...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「幸福への意志」
...あおりつけた酒の息を吹いてからカタンと徳利をあがりくちに置き...
三好十郎 「樹氷」
...ますますわたしの談話をあおりたてて...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...かえって強く鋭い音や声を用いて兵士たちの勇気をいやがうえにもあおり立てたのであるが）...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...一陣の山嵐をおこした翼のあおりをくって...
吉川英治 「神州天馬侠」
...その巨大な翼（つばさ）にあおりたおされた...
吉川英治 「神州天馬侠」
...パチパチと夜風にあおり立てられてくるにつれて...
吉川英治 「神州天馬侠」
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