...「青柳(あおやぎ)の」と...
芥川龍之介 「邪宗門」
...七百二本たつや春青柳(あおやぎ)の梢(こずえ)より湧(わ)く...
淡島寒月 「江戸の玩具」
...五日月(いつかづき)に青柳(あおやぎ)の影やや深き趣あり...
泉鏡花 「悪獣篇」
...雲の絶間の青柳(あおやぎ)見るよう...
泉鏡花 「女客」
...青柳(あおやぎ)という粋(すい)な名があるじゃないか...
海野十三 「新学期行進曲」
...市の東端吸江(きゅうこう)に架した長橋青柳橋(あおやぎばし)が風の力で横倒しになり...
寺田寅彦 「颱風雑俎」
...「また青柳(あおやぎ)がやって来たよ...
徳田秋声 「爛」
...その頃のことを「青柳(あおやぎ)」の女中は...
豊島与志雄 「操守」
...何よりも「青柳(あおやぎ)」の家でないのがよかった...
豊島与志雄 「操守」
...今更いうも愚痴なれど……ほんに思えば……岸より覗(のぞ)く青柳(あおやぎ)の……と思出(おもいだ)す節(ふし)の...
永井荷風 「すみだ川」
...青柳又八郎(あおやぎまたはちろう)・覚心坊(かくしんぼう)・猫間犬丸(ねこまいぬまる)このたて札が...
野村胡堂 「幻術天魔太郎」
...青柳(あおやぎ)いと子(こ)孃(ぢやう)の手(て)を取(と)りて...
一葉女史 「たま※[#「ころもへん+攀」、U+897B]」
...栗のおぼろきんとんに青柳(あおやぎ)の松風焼(まつかぜやき)...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
... むつとして戻れば庭に柳かな 蓼太「むつとして帰れば門(かど)に青柳(あおやぎ)の」と端唄(はうた)にも謡(うた)はれたれば世の人は善く知りたらん...
正岡子規 「俳諧大要」
...青柳(あおやぎ)等の料理屋である...
森鴎外 「渋江抽斎」
...青柳(あおやぎ)...
森鴎外 「渋江抽斎」
...料理は必ず青柳(あおやぎ)から為出(しだ)した...
森鴎外 「渋江抽斎」
...熊本県の壮士と玄洋社の壮士とが博多東中洲の青柳(あおやぎ)の二階で懇親会を開いた時に...
夢野久作 「近世快人伝」
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