...そのあいだに挟まれるあえぎ声や...
東健而訳 大久保ゆう改訳 「瀕死の探偵」
...口から喉(のど)はあえぎたいほどにひからびて...
有島武郎 「或る女」
...キンちゃんはまた顔をしかめて苦しそうにあえぎだした...
海野十三 「三十年後の世界」
...お待ちなさい」川北先生は、あえぎながら、これだけの言葉をやっと咽喉(のど)からしぼりだした...
海野十三 「四次元漂流」
...断末魔のあえぎをつづけているのです...
橘外男 「亡霊怪猫屋敷」
...苦しそうにあえぎ...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「カシタンカ」
...大地は逸楽のあまりあえぎ煙っていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...雨に濡(ぬ)れ頭は重く胸はあえぎながらも...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...否むしろ瀕死(ひんし)のあえぎをしてるのが...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...たしかに自分のあえぎあえぎ背負って来た重荷を...
中里介山 「大菩薩峠」
...ジープはあえぎながら...
中谷宇吉郎 「黒い月の世界」
...津波のような回想にあえぎ苦しんだ...
本庄陸男 「石狩川」
...あえぎあえぎ華容山麓から峰越えの道へ入った...
吉川英治 「三国志」
...ドキッとしめつけられたようなあえぎをうつ...
吉川英治 「神州天馬侠」
...あえぎあえぎ歩いて来た...
吉川英治 「新書太閤記」
...うしろを閉めてくれっ」あえぎ声でいって...
吉川英治 「親鸞」
...あえぎながらくわえた呼子笛……...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...中の生命は断末のあえぎをあげて...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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