...体躯(たいく)全体であえぎながら...
梅崎春生 「狂い凧」
...あえぎながら、私は眼を開いた...
梅崎春生 「桜島」
...くるしそうにあえぎながら...
海野十三 「火薬船」
...そのうちにはげしい暑さと強い湿気(しっけ)にあえぎだし...
海野十三 「恐竜島」
...それは山桜!やすみ/\あえぎ/\のぼる...
種田山頭火 「旅日記」
...電光のように早いかと思うと牛の喘歩(あえぎ)のように遅(おそ)い...
田山花袋 「一兵卒」
...苦しそうにあえぎ...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「カシタンカ」
...あえぎあえぎ倒(たお)れている夢でした...
ヴィルヌーヴ夫人 Madame de Villeneuve 楠山正雄訳 「ラ・ベルとラ・ベート(美し姫と怪獣)」
...一匹の蜥蜴(とかげ)が安らかな胸であえぎながら...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...フォーシュルヴァンは息をあえぎ叫んだ...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...否むしろ瀕死(ひんし)のあえぎをしてるのが...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...ジープはあえぎながら...
中谷宇吉郎 「黒い月の世界」
...よわいあえぎかもしれぬ...
西尾正 「放浪作家の冒険」
...まっすぐに突っ立って苦しげにあえぎながら...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「神の剣」
...あえぎあえぎ華容山麓から峰越えの道へ入った...
吉川英治 「三国志」
...喘(あえ)ぎあえぎ...
吉川英治 「私本太平記」
...伊那丸(いなまる)のするどい切(き)ッさきと、忍剣の禅杖(ぜんじょう)をうけかねて、息をあえぎ、脂汗(あぶらあせ)をしぼりながら、一歩(ぽ)一歩(ぽ)追いつめられたが、そのうちに、ドンとうしろへつまずいた...
吉川英治 「神州天馬侠」
...あえぎあえぎ歩いて来た...
吉川英治 「新書太閤記」
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