...つきあいらしい交際(つきあい)もしたことがない...
上村松園 「友人」
...そしてそのなかにかあいらしい子供...
上村松園 「余齢初旅」
...あるだけのものを着てあたゝかうをる・かあいらしい雪兎が解けます・豆腐屋さんがかちあつた寒い四ツ角雪の朝の郵便も来ない雪の夕べをつゝましう生きてゐる・逢うて戻ればぬかるみ・十分に食べて雪ふる雪の夜半の誘惑からのがれてきた寒ン空...
種田山頭火 「行乞記」
...子は何でもかあいらしい...
種田山頭火 「其中日記」
...南京鼠の巣のやうなかあいらしいビスケツトの箱の中で...
富永太郎 「断片」
...あの土地の芸者とも知りあいらしいが...
豊島与志雄 「田舎者」
...あんなかあいらしい赤とんぼが...
新美南吉 「赤とんぼ」
...なんてかあいらしいこと!」キャラコさんは...
久生十蘭 「キャラコさん」
...おかあいらしいなんていってくれるひともあるけど...
久生十蘭 「だいこん」
...あたしの記憶はかあいらしい白熊のデスク・ランプのあるしゃれたパーゴラで...
久生十蘭 「だいこん」
...誘われれば嫌々ながら出かけて行くといったわけあいらしいんです」火明りに映った顔源内先生は...
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」
...こんなかあいらしい赤ちゃんを」「それをいいだすと...
久生十蘭 「我が家の楽園」
...大へんかあいらしいんだよ...
宮沢賢治 「風野又三郎」
...生きてたときはミィミィとなき蝶(ちょう)のように花の蜜(みつ)をたべるあの小さなかあいらしい蜂雀です...
宮沢賢治 「黄いろのトマト」
...妹のネリという子もほんとうにかあいらしいいい子だったのにかあいそうだなあ...
宮沢賢治 「黄いろのトマト」
...ネリという子は全くかあいらしい女の子だったのにかあいそうなことをした...
宮沢賢治 「黄いろのトマト」
...それにまたあんなかあいらしい日に焼けたペムペルとネリの兄妹が何か大へんかあいそうな目になったというのですものどうして泣かないでいられましょう...
宮沢賢治 「黄いろのトマト」
...ネリも全くかあいらしい女の子だったのにかあいそうなことをした...
宮沢賢治 「黄いろのトマト」
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