...辛くお間にあいそうに思ふ旨を述べ...
上村松園 「画道と女性」
...あいそがつきているのだ...
海野十三 「火星兵団」
...可哀想(かあいそう)な位つかれているね...
海野十三 「新学期行進曲」
...金博士の胸倉(むなぐら)をとって哀訴(あいそ)した...
海野十三 「不沈軍艦の見本」
...われとわが顔にあいそをつかしてめそめそ泣き出し...
太宰治 「新釈諸国噺」
...話で聞いてもずいぶん愛想(あいそ)がつきるよ」と北川は笑って...
田山花袋 「田舎教師」
...やがて小夜子がお愛相(あいそ)笑いしていると思ったが...
徳田秋声 「仮装人物」
...性分としてたらたらお愛相(あいそ)のいえない方であった...
徳田秋声 「縮図」
...赤い碁盤縞(ごばんじま)のフロックを着た先生の末子(ばっし)が愛想(あいそ)に出て来たが...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...最初に受け取った冷淡な無愛想(ぶあいそう)な手紙は...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...これは」でなし崩(くず)しに愛想(あいそ)をつかし合っている...
夏目漱石 「野分」
...そしてお愛想(あいそ)に...
新美南吉 「良寛物語 手毬と鉢の子」
...また紳士らしい愛想(あいそ)のよさで...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...田舎がちっと遠いもんでねがす」彼はあいそ笑いをし...
山本周五郎 「季節のない街」
...じっさいこれでは自分ながらあいそがつきますから」「そらあんたの好きにしなはれ...
山本周五郎 「陽気な客」
...「斎藤医師の嚥下した毒物は目下分析中」という愛想(あいそう)もコソもない返事だ...
夢野久作 「無系統虎列剌」
...失礼ながらあなた様にあいそをつかしているからです...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...清十郎の行状にあいそをつかして...
吉川英治 「宮本武蔵」
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