...』問『ツイいろいろの事(こと)をお訊(たず)ねして相済(あいす)まぬことでございました...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...独(ひと)り三河武士(みかわぶし)の末流として徳川累世(るいせい)の恩義(おんぎ)に対し相済(あいす)まざるのみならず...
石河幹明 「瘠我慢の説」
...わりあいすいていたようである...
海野十三 「英本土上陸戦の前夜」
...顔をくっつけあいする...
海野十三 「三十年後の世界」
...間透(あいすき)などを三本ばかり貰った...
高村光太郎 「回想録」
...おてる、けいこあいすみ、どんなゆめを見るのぢや、と子どもらしきこと、せがむゆゑ、もうじん(盲人)もゆめわ見るわい、ゆうべのゆめであつた、にんぎやうが、琴さみせん、こきう(胡弓)ふゑ、つづみ、たいこにて、ゑてんらく(越天楽)を合はせけるに、おわるやいなや、なりものを、いつさい、なげてければ、のこらずくだけたり...
太宰治 「盲人独笑」
...「いろいろ御厄介をかけてあいすみません...
田中貢太郎 「義人の姿」
...まことにあいすみませんが...
田中貢太郎 「水郷異聞」
...伯母さんもお前のことを云って待ち兼ねてる」「ほんとに相済(あいすま)んことをいたしております...
陳玄祐 田中貢太郎訳 「倩娘」
...おつきあいするわ」そうはいったが前にもうしろにも生徒がいる...
壺井栄 「二十四の瞳」
...「あいすみません...
野村胡堂 「幻術天魔太郎」
...――相済(あいす)みません...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...徳義上に於(おい)て相済(あいす)まぬ罪なれども...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...「あいすみません...
正岡容 「小説 圓朝」
...これから」「あいすみません」下げていた頭をさらに下げた...
正岡容 「寄席」
...あいすみません」文字通り虎の尾を踏み毒蛇の口を逃れたる心地して...
正岡容 「寄席」
...いろいろ繕われてあるのはことに移ろい方のおそい中にどうしたのか一本だけきれいに紫になっているのを宮はお折らせになり「花中偏愛菊(はなのなかにひとへにきくをあいす)」と誦(ず)しておいでになったが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...世上に向って相済(あいす)まないことと...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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