...盗(ぬす)つ人(と)にせえあの鼠小僧のやうな...
芥川龍之介 「鼠小僧次郎吉」
...鼠小僧と云ふ名が出るぢや無えか...
芥川龍之介 「鼠小僧次郎吉」
...鼠小僧なんぞはそこのけの大泥坊になるかも知れ無え...
芥川龍之介 「鼠小僧次郎吉」
...評判の鼠小僧とか云ふ野郎ださうだの...
芥川龍之介 「鼠小僧次郎吉」
...御前(おめえ)が鼠小僧だなどと云ふと...
芥川龍之介 「鼠小僧次郎吉」
...それでも御前は鼠小僧か...
芥川龍之介 「鼠小僧次郎吉」
...やはり僕には昔馴染みの鼠小僧の墓を見物に行った...
芥川龍之介 「本所両国」
...八月十九日に小塚(こづか)っ原(ぱら)でお仕置を受けました鼠小僧次郎吉(ねずみこぞうじろきち)なんか...
江見水蔭 「怪異暗闇祭」
...「捨兒」「鼠小僧次郎吉」等を書きあげてゐた頃の...
小穴隆一 「二つの繪」
...花川戸(はなかわど)の助六(すけろく)も鼠小僧(ねずみこぞう)の次郎吉(じろきち)も...
太宰治 「十五年間」
...長局(ながつぼね)を専門にかせいだ鼠小僧といったような白徒(しれもの)があって――昨晩...
中里介山 「大菩薩峠」
...回向院(えこういん)に有名な墓を遺している鼠小僧は...
野村胡堂 「随筆銭形平次」
...三光新道が鼠小僧の家...
長谷川時雨 「テンコツさん一家」
...前章の末に書いた鼠小僧のくだんの中に...
長谷川時雨 「テンコツさん一家」
...その近くに鼠小僧の隠れ家があったわけになる...
長谷川時雨 「木魚の顔」
...目の鋭い水々とした顔立ちで「鼠小僧」などに扮すると...
正岡容 「異版 浅草燈籠」
...江戸をあらした鼠小僧の」「しっ……」口軽い女の二の腕を...
吉川英治 「治郎吉格子」
...往来の人の声が、みんな、鼠小僧、鼠小僧と、指さすように、思われた...
吉川英治 「治郎吉格子」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??