...……「これは何という橋ですか?」麦わら帽をかむった労働者の一人は矢張(やはり)槌を動かしたまま...
芥川龍之介 「本所両国」
...まるいのは市村の麦わら帽子...
芥川龍之介 「槍が岳に登った記」
...いつも同じ麦わら帽子(ぼうし)をかぶっていました...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「絵のない絵本」
...テーブルの上の麦わらを手荒くほうりだした...
ハーバート・ジョージ・ウエルズ 海野十三訳 「透明人間」
...麦わら帽子だの、蠅(はえ)たたきだの、笑わせるじゃないか、あんなものでも買うひとがあるんだろうねえ...
太宰治 「冬の花火」
...△酔如件――これで何もかも解消!・虫が火のなか声もろともに無くなつた・そばの花もうてふてふきてゐる・さびしさにたへて草の実や・さびしい手が藪蚊をうつ・月夜風呂たく麦わらもにぎやかに燃えて・宵月ほつかりとある若竹のさき七月廿三日晴...
種田山頭火 「其中日記」
...彼は麦わら帽子をかぶって...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「可愛い女」
...まるい麦わら帽子(ぼうし)についている幅(はば)の広い水色のリボンを...
ツルゲーネフ 神西清訳 「はつ恋」
...麦わらの茎が大旋風に吹きつけられて堅い板戸に突きささって...
寺田寅彦 「化け物の進化」
...麦わらが板戸に穿入(せんにゅう)するくらいなら...
寺田寅彦 「化け物の進化」
...黒板色で鍔広の麦わら帽子...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 加藤朝鳥訳 「同一事件」
...そまつな麦わらの帽子にそまつな麻の服をつけていますが...
豊島与志雄 「街の少年」
...大頭に麦わらぼうしをかむり...
新美南吉 「かぶと虫」
...御者は大きな麦わら帽子を揺すりながら...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...麦わらの山があった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...破れ長靴から麦わらがはみ出ている...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「道化玉座」
...サイダーを飲むときの麦わらとコップを一つお母さまから貸していただきました...
夢野久作 「虻のおれい」
...麦わらそれは細き麦稈(むぎわら)...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
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