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饗庭篁村 「木曾道中記」
...鮒だ、鮒だ、鮒侍(ふなざむれえ)だ...
泉鏡花 「浮舟」
...鮒(ふな)が索麺(さうめん)を食(く)つて...
泉鏡太郎 「畫の裡」
...風邪を治すよりも鮒を釣る方がずつと上手の医者があつた...
薄田泣菫 「茶話」
...「霰のために鮒売が見えぬ」とかいうのは読者の方がめいめい勝手に連想をめぐらしているのであって...
高浜虚子 「俳句とはどんなものか」
...池鰹鮒(ちりう)家の息女お悦(えつ)の方(かた)...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...鮒酢も漬けなければならない...
外村繁 「澪標」
...銀座の某店で鮒(ふな)の刺身を食ったからである...
中谷宇吉郎 「ジストマ退治の話」
...お鮒に夢中だつた一人かえ」「あの男が一番夢中でしたよ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...あのお鮒といふのは隨分綺麗ではあつたが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...お鮒を鐵砲で撃ち殺したのはお前だらう――證據(しようこ)は皆んな揃つたぞ」平次は飛付いて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「お鮒は銀三を一度は講中(かうぢう)の一人にして居たことだらう、近頃本妻のお縫殺しに夢中になつて居るお鮒が、自分のことを振り向いても見てくれないので、銀三はフトお鮒を殺す氣になつたことだらう」「猪之助の家の土間で拾つた、土で拵へた鑄型(いがた)はありや何んです」「鐵砲の玉を鑄拔(いぬ)く型だよ、あれに鑄掛の使ふ小鍋で熔した鉛を流し込み、やすりででこぼこを直すのだ、獵師はさうして鐵砲の玉を拵へるといふことだ」「鉛は何處で手に入れたんでせう?」「申松の投網のおもりを盜つたのさ、――硝石(せうせき)や硫黄(いわう)は生藥屋で賣つて居るが、素人の拵へる火藥は、弱いから本當の鐵砲には使はれないよ」「銀三の拵へた鐵砲は?」「大川が鼻の先を流れてゐるよ」「成程ね」「だが、惡いのはお鮒さ、綺麗であつたことだらうが、きりやう自慢が昂じて、本妻の命を狙つたのは大變なことだ」「可哀想なのは申松で」「綾の鼓(つゞみ)だよ、――尤も桂の池に身を投げる代りに、達者な花嫁婆さんを見付けた相だが――」平次は面白さうに笑ふのでした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...水離れした鮒(ふな)のように...
久生十蘭 「魔都」
...摂津の昆陽池(こやのいけ)の片目鮒(かためふな)で...
柳田國男 「日本の伝説」
...源五郎も大きな鮒(ふな)になってその中に住んでいるという...
柳田国男 「年中行事覚書」
...みせえま」とかれらはそれぞれの鮒を私に誇示した...
山本周五郎 「青べか物語」
...金鮒などがついついと泳ぎまわっていた...
山本周五郎 「青べか物語」
...生きた鮒(ふな)と鯉の卸し値や...
山本周五郎 「季節のない街」
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