...万一この脚の見つかった日には会社も必ず半三郎を馘首(かくしゅ)してしまうのに違いない...
芥川龍之介 「馬の脚」
...矢張り吉田松陰などと一處に馘られるか...
石川啄木 「A LETTER FROM PRISON」
...大使自身も馘になるのだ...
海野十三 「戦時旅行鞄」
...結局馘(失業)だ...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...私(あっし)ゃもう馘(くび)でやんすよ」「馘? 馘とはなんだ?」「これでさあ!」とホセは自分の頸部へ手を当てがって...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...「山本ふみちゃんを馘首(くび)にさしたのもおまえじゃないか」「須田課長のお妾(めかけ)め!」「この蛍(ほたる)ッ」ツネられたり...
徳永直 「工場新聞」
...沢柳総長の教授馘切り事件があったということだが...
戸坂潤 「社会時評」
...重なる要求条項は、「解雇者を全部復職させろ、馘首絶対反対だ、徒弟制度を廃して雇用制度にしろ...
戸田豊子 「鋳物工場」
...その男を馘首(かくしゅ)しようとして...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...私一人を馘首(かくしゅ)したにしても片はつきません...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...彼は其処を馘(くび)になってからというもの...
細井和喜蔵 「モルモット」
......
正岡容 「大正東京錦絵」
...平気でバサリとやる馘首も...
宮本百合子 「鬼畜の言葉」
...手にもっている御飯の茶碗をはたき落されるような馘首がおこる原因も減ることは明白である...
宮本百合子 「権力の悲劇」
...「一回月給を貰って、忽ち馘とは、これはまた無常迅速なものだね...
横光利一 「夜の靴」
...馘(くび)を承知でやって来たか」寺侍らしいその男は...
吉川英治 「大岡越前」
...老賊を馘(くびき)ってみせる」呂布は...
吉川英治 「三国志」
...馘(くびき)りに来たのではない...
吉川英治 「三国志」
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