「饑」の意味
飢えること
小説での「饑」の使い方
...饑(う)えた眼を光らせながら...
芥川龍之介 「桃太郎」
...饑死をする体なのだ...
芥川龍之介 「羅生門」
...地震(ぢしん)とか辻風とか火事とか饑饉とか云ふ災(わざはひ)がつゞいて起つた...
芥川龍之介 「羅生門」
...饑(うえ)てふ敵には勝ちがたく...
巌谷小波 「こがね丸」
...大饑餓夢圓(まどか)なる滄溟(わだのはら)...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...義を慕う者の饑渇は充分に癒さるべしとのことである...
内村鑑三 「聖書の読方」
...五十余年前の饑饉(ききん)の時...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...骨董物は饑饉年に買いとり...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...饑(う)ゑ死(じに)するまでも...
薄田泣菫 「茶話」
...またある父兄は極貧饑に迫る境遇でありながら...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...麺麭をちぎり卵を抄(すく)い……私が饑(う)えを満たしている間...
橘外男 「墓が呼んでいる」
...おれにはできない――こういう神妙な立ちまわりはおれにはできないと、神尾が兜(かぶと)を脱ぎながら、「何デモ施シガ第一ト心得テ近所ハ勿論(もちろん)、困ルト云ウモノニハ、ソレゾレソノ者ガ身ニ応ジテ施シタガ、ソノセイカ、饑饉ノ年ニハ、毎日毎日日々壱朱ズツ小遣(こづかい)ニシテ遊ンダ、友達ヘモ時ノ会ヲ合ワシテヤルシ、毎晩毎晩、道具ノ市ヘ行ッテ勤メダト思ッテ精ヲ出シタ、売物ノブ市トイウ物ヲ百文ニツイテ四文ズツノケテミタガ、三月ノ中ニ三両弐分ト葉銭ガタマッタカラ、刀ヲコシラエタ」この辺になると、二宮金次郎はだしだ...
中里介山 「大菩薩峠」
...とうとうほんとうの饑饉(ききん)になってしまいました...
宮沢賢治 「グスコーブドリの伝記」
...饑餓と大書してそびえ立っている...
宮本百合子 「歌声よ、おこれ」
...金と云えば夢にまで見たい程饑えて居る人に頼むなんて...
宮本百合子 「お久美さんと其の周囲」
...僕は下宿屋や学校の寄宿舎の「まかない」に饑(うえ)を凌(しの)いでいるうちに...
森鴎外 「雁」
...饑饉(ききん)でみんな貧乏人が斃(たほ)れて死んでしまふといふ時...
若松賤子 「黄金機会」
...饑餓で弱ってかつがつ動ける程度の男・女・子供の大群が...
和辻哲郎 「鎖国」
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