...たとい清国にして如何(いか)に大兵を養うも...
大隈重信 「世界平和の趨勢」
...兵隊をこっちで養うことになると...
トルストイ Tolstoi 菊池寛訳 「イワンの馬鹿」
...おのれの心を喜ばしかつ心を養うものである...
新渡戸稲造 「自警録」
...漸くありついた夜学の教師の口では自分一人を養うことも出来なかつたが...
原民喜 「飢ゑ」
...されども子を生みて子を養うは人類のみにあらず...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...譬(たと)えば食物の要は身体を養うにありといえども...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...その荒廃せる状態からしてこれ以上の人間を養うことは明かに不可能である...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...生きた動物を養う力にも適用されなければならない...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...将来の家族を養う見込みが少しでもありさえすれば...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...しかし今日においてもこの習慣を養うことは必要であり...
三木清 「如何に読書すべきか」
...洗浴(ゆあみ)衣服もて身を養う...
南方熊楠 「十二支考」
...半野生的東洋に光を注ぐ未来の担いてを養うにはそれだけで十分とは云い切れまいと思える...
宮本百合子 「明日の実力の為に」
...思惟は萎えてただ只管(ひたすら)のアンティシペーションが内へ 内へ肉芽を養う胚乳の溶解のように融け入るのだ...
宮本百合子 「海辺小曲(一九二三年二月――)」
...食物を精選するは先ず食物に関する智識を養うにあり...
村井弦斎 「食道楽」
...そのうち健康(じょうぶ)にさせて手もとで養うことにしたいと尼君は願っているのであるが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...力を養うためには...
横光利一 「夜の靴」
...大兵を養う「食(しょく)」にあることは万目一致していた...
吉川英治 「三国志」
...……なにぶんにも味方を養う糧米(りょうまい)すら...
吉川英治 「私本太平記」
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