...というのは心もまた飢えるものだから...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...外国ですと身体(からだ)に故障のない限りは決して飢えるという恐れがありません...
永井荷風 「監獄署の裏」
...そして結局飢えることもなく渇くこともなく...
永井隆 「この子を残して」
...聖人も野に飢えるという譬えはあるが...
藤野古白 藤井英男訳 「人柱築島由来」
...飢える羽目になった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...「飢える自由」や...
三好十郎 「清水幾太郎さんへの手紙」
...貧乏し飢えるのもしかたがない」といったようなセンチメンタルな考えには賛成できないのです...
三好十郎 「抵抗のよりどころ」
...今度は前よりも一層飢える...
三好十郎 「廃墟(一幕)」
...すべての苦しむ者は今秩序に向って飢える...
柳宗悦 「工藝の道」
...工藝界は今やよき指導者に飢える...
柳宗悦 「工藝の道」
...愛に飢える人情がこの世の家庭を作るのである...
柳宗悦 「民藝四十年」
...「これほど人情に飢える吾々に答える人情はないのであろうか」と咏嘆の声が聞えてくる...
柳宗悦 「民藝四十年」
...私は飢える想いで読み耽(ふけ)ったのです...
柳宗悦 「民藝四十年」
...一年中食に飢えるという処も四国などにあるのを見ると...
柳田国男 「年中行事覚書」
...飢えることなどは問題ではないじゃないか...
山本周五郎 「花も刀も」
...余りに飢えるとしまいに空の胃ぶくろが腹の中で暴れ抜くのが何とも苦しい...
吉川英治 「黒田如水」
...十年喰わずにいても飢えることは決してない...
吉川英治 「三国志」
...けれどそれも、飢える子の如き、あなたへの敬慕がなさしめたことと、どうかご寛容のうちに、お笑い捨て願わしゅう存じまする」「はて、合点がゆきません...
吉川英治 「新・水滸伝」
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