...そして階子段(はしごだん)の降り口の所でつやに食い止められてしまった...
有島武郎 「或る女」
...危ういところで食い止めたからよかったようなものの...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...息を呼出する作用にそれを食い止めようとする作用が交錯して起こるようである...
寺田寅彦 「笑い」
...だが食い止めるだけの時間はある...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「赤毛連盟」
...パッと食い止めて元へ戻して納まりました...
中里介山 「大菩薩峠」
...被害を最小限度に食い止め...
中谷宇吉郎 「亡び行く国土」
...僅かにそれを食い止めましたが...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...食い止めることができます...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...かろうじて進行を食い止めていた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...大災難を食い止めることができます」「それまでに本土と連絡がつきますか」「確実です...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「幽霊島」
...遂にはその勝利の進軍は結局マリウスによって食い止められた...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...霊魂を歯の間で食い止めなければならない...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...この良人の「仕事」が妻のあらゆる干渉を食い止める...
矢田津世子 「女心拾遺」
...側に食い止めていた伝法肌(でんぽうはだ)の町人も...
吉川英治 「江戸三国志」
...途端です――その行き足を食い止めて...
吉川英治 「江戸三国志」
...ハッとして足を食い止めましたが...
吉川英治 「江戸三国志」
...明智の武者をいささかなりと食い止めんものと...
吉川英治 「新書太閤記」
...それを食い止めようとする力を利用されて...
吉川英治 「宮本武蔵」
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