...そうだ」僕は飛び上がるほど嬉(うれ)しくなりました...
有島武郎 「僕の帽子のお話」
...その効果で今度は腹と腰とのつがい目の所の筋肉が痛んで立ったりすわったりするたびにそれが飛び上がるほど痛むのであった...
寺田寅彦 「柿の種」
...痛くないという約束のが飛び上がるほど痛くて...
寺田寅彦 「自由画稿」
...蚤が飛び上がる事の出来るくらいの高さに吊したのではやはり感ずるが...
寺田寅彦 「話の種」
...椅子から飛び上がる...
三上於菟吉訳 大久保ゆう改訳 「自転車乗りの影」
......
峠三吉 「原爆詩集」
...アリョーシャはテーブルから不意に飛び上がるなり...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...心臓の飛び上がる事は始終ある...
夏目漱石 「それから」
...この物音でみんな飛び上がるほど驚き...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...梯子(はしご)を二つづつ飛び上がるやうにして行きましたが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...自分から進んで大廣間に飛び上がるのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...彼は飛び上がるたびごとに...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...博士邸へ配達する牛乳が二合増えたことがわかった時は飛び上がる程うれしかったよ...
平林初之輔 「少年探偵 呉田博士と与一」
...ジョヴァンニは無生物が生命を吹き込まれて飛び上がるように...
ホーソーン Nathaniel Hawthorne 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...なんだお前さんは」飛び上がるように身体をかがめて...
正岡容 「寄席」
...私は寝台の上から彼がついに床の上にまで飛び上がるかも知れない予感で...
室生犀星 「われはうたえども やぶれかぶれ」
...飛び上がるなり馬春堂の頭の上からザーッと手桶の水をおんまけて...
吉川英治 「江戸三国志」
...二、三度首を沈めて、「おのれッ」と、飛び上がると、雲霧は、「蹴落すぞッ」と叫んだ...
吉川英治 「雲霧閻魔帳」
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