...かくてぞ人のくらいは類いなきしるしなるらん...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...世に不幸の種類いたって多きも...
井上円了 「おばけの正体」
...頭(かしら)をかきむしッたような「パアポロトニク」(蕨の類い)のみごとな茎...
イワン・ツルゲーネフ Ivan Turgenev 二葉亭四迷訳 「あいびき」
...之はいつまでも「モデルノロジオ」の類いに止まるべきではあるまい...
戸坂潤 「思想としての文学」
...そして毎晩毎晩この一番好きなお母さんのことを思い出しては泣いている――とかいった類いのことである...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...何々物語と称せられる軍記物の類いは...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...日三などという類いである...
中谷宇吉郎 「清々しさの研究の話」
...その陰影がこの像の世にも類いない慈顔温容となっているのである...
野間清六 「百済観音と夢殿観音と中宮寺弥勒」
...」全てのこの類いの議論に対しては...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...徳行だの類い稀れなる人格だのという言葉は止して...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...ロシアで一般に猛者と呼ばれている類いの若者で...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...そんなことをするのは性悪女の類いだが...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...またしても「南無阿弥陀仏南無阿弥陀仏南無阿弥陀仏」といいだしたりする類いに...
正岡容 「我が圓朝研究」
...赤だ」と言うデマ政治家の類いでしょう...
三好十郎 「好日」
...栗いろをしたのと緑いろをしたのと、二種類いるが、信州の碓氷山中では殆ど緑いろをした一種類しか住んでいない...
室生犀星 「螽※[#「虫+斯」、第3水準1-91-65]の記」
...この類いなくやさしい父の命令に逆らうことはとうていできなかったから...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...こういう類いの問題について後年...
山本周五郎 「青べか物語」
...主としてそんな類いの情報であった...
山本周五郎 「青べか物語」
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