...一人娘の非業(ひごう)の最期に気も顛動(てんどう)して...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...顛動(てんどう)していた妙子の耳に通じたかどうか...
江戸川乱歩 「恐ろしき錯誤」
...母親が気が顛動(てんどう)していたのでという意味の詫言(わびごと)をして...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...いつも流転顛動だ...
種田山頭火 「行乞記」
...僕は昨日あの人の心を顛動させて遣ったように思うんだよ...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...祖父の乱暴と革命的宣言とに心顛動(てんどう)していた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...時としてその心を撃って顛動(てんどう)せしむるあの神秘な恐るべき打撃が...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...二頭の竜(ドラゴン)打つて取つたるかの時既に鍛へたる此の我が腕を知らんかい!……河は慚愧に顛動し...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集≪学校時代の詩≫」
...どういふものか少し顛動気味であつた...
原民喜 「夏の花」
...あたかも心が顛動(てんどう)した如くに...
二葉亭四迷 「浮雲」
...天地も顛動(てんどう)する大きな変化に身をさらわれた...
本庄陸男 「石狩川」
...一種の顛動であった...
山本周五郎 「夜明けの辻」
...枕から顛動(てんどう)して落ちた...
吉川英治 「剣の四君子」
...顛動惑乱(てんどうわくらん)...
吉川英治 「三国志」
...驚愕顛動(きょうがくてんどう)して...
吉川英治 「新書太閤記」
...う』顛動(てんどう)していたが...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...顛動(てんどう)して躁(さわ)ぎかけたのは...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...この世が顛動(てんどう)したような衝撃だった...
吉川英治 「宮本武蔵」
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