...こつちの方が遙(はるか)に頼もしい気がする...
芥川龍之介 「京都日記」
...それでいてやはり頼もしい...
芥川龍之介 「邪宗門」
...皆頼もしいものじゃ...
直木三十五 「南国太平記」
...見渡したところ、家中に於て、相当の位置におるもので、斉彬公に、お味方しておる者は、僅かであるが、軽輩中の、頼もしい者、伊地知、西郷、大久保、樺山等は、悉く斉彬公に、心服しておる...
直木三十五 「南国太平記」
...お若いに頼もしいことじゃ...
中里介山 「大菩薩峠」
...たった一人の頼もしい男というのはほかではありません...
中里介山 「大菩薩峠」
...「それらの人は皆めい/\自分の裡(うち)に神を感じる事の出来る頼もしい人達なのです...
長與善郎 「青銅の基督」
...強く頼もしいラルフ・ダーンリが暖かく握ってくれた感触がまだメアリの指にうずいていた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...吾党の士として大いに頼もしいぞ...
牧野信一 「大音寺君!」
...泣く泣くいろいろな頼もしい将来の約束をあそばされても更衣はお返辞もできないのである...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...将来に最も頼もしい位置をこの子に設けて置いてやらねばならぬ...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...頼もしいふうに恋人の一人として認められている自分であるが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...「かえって二の宮のほうが将来の頼もしい良人(おっと)を得たというものだ」と法皇が仰せられると聞いたこともあったのに...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...男の方(かた)も一人々々末頼もしい婿さんばかりだ...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...廉子は道誉をいつかしら「頼もしい者」と...
吉川英治 「私本太平記」
...個人としては頼もしい知己だった...
吉川英治 「新書太閤記」
...それにせよ行末頼もしい大将という資格に変りはない...
吉川英治 「源頼朝」
...尾(つ)いて来るような人間なら頼もしいところがある」で――気にも止めず...
吉川英治 「宮本武蔵」
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