...辞書を引くときは、まず調べたい辞彙の頭文字を探すと便利だ...
...葉子・木村の頭文字Y・Kと書く前に...
有島武郎 「或る女」
...何んの気なしにSと大きく頭文字を拭きとったら...
池谷信三郎 「橋」
...それは頭文字で奇麗に刻んであった...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...この頭文字を読むと...
海野十三 「新学期行進曲」
...こりゃあ山田源之助の頭文字(イニシャル)だ...
大阪圭吉 「カンカン虫殺人事件」
...「皇立」だけはとくに頭文字で印刷してあったのを墨黒々とていねいに消してあった...
丘浅次郎 「人間生活の矛盾」
...同じく強調の意味で頭文字だけで印刷されている語である...
スティーヴンスン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「ジーキル博士とハイド氏の怪事件」
...間違いなくその頭文字だ...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「ボヘミアの醜聞」
...名前の頭文字のままに与えられた仲間のそばに立ちならんだ...
ユゴー・ヴィクトル Hugo Victor 豊島与志雄訳 「死刑囚最後の日」
...マーカスの上へZという頭文字をつける...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...Eつて頭文字(かしらもじ)のあつたことを覺えてゐますわ...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...死の頭文字(イニシアル)の見事な入墨が...
堀辰雄 「死の素描」
...二つの頭文字が小さな石で精巧に細工されている...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...頭文字のHをとつたのださうだ...
牧野信一 「「悪」の同意語」
...二三日前彼は、今度若しこの町名に出遇ふ場合があつたら今度こそは気軽に、一番C町とやつてやらうか、頭文字をとつて、あの阿母にさへ Your's obedient son などとやれる程図太くなつた俺なんだから――そんな馬鹿なことを思つた...
牧野信一 「貧しき日録」
...二字の頭文字は、昔乙女の良人が知りあいだった例の画家の姓と名とを示していた...
「朝の風」
...それとも普通の恋愛沙汰から来たハート型に頭文字(イニシアル)の組合わせ式のものかというような事は...
夢野久作 「暗黒公使」
...持主の頭文字(イニシアル)は初めから縫い付けてないらしく引き剥がした痕跡もない...
夢野久作 「暗黒公使」
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