...さうして頤(おとがひ)にのびてゐる...
芥川龍之介 「枯野抄」
...」頤(おとがい)の長い顔をぼんやりと上げた...
泉鏡花 「伊勢之巻」
...誰を見ても気が立った顔をしている店員と眼や頤で会釈しつゝ奥へ行くと...
内田魯庵 「灰燼十万巻」
...頤髯(あごひげ)をキュッと扱(しご)いて...
海野十三 「空襲葬送曲」
...頤(あご)で奥を指(ゆびさ)して手枕をするのは何のことか解らない...
鈴木三重吉 「千鳥」
...イズレール・ハンズは、舷牆に倚りかかっていて、頤を胸につけ、両手は前へ投げて甲板に投げ出し、顔は、日に焦(や)けた表皮の下が、脂蝋燭のように蒼白かった...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...心持ち頤(あご)を突き出して訴えるような鼻声で話しかける様子に...
谷崎潤一郎 「細雪」
...頤(あご)と頤とを押絵のように重なり合わせて双方が脇眼をふることなく...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...仰向きになって真っ白な頤(あご)を見せ...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...頤(あご)で部屋の出口を指した...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...――クリストフはテーブルに両肱(ひじ)をつきその拳(こぶし)に頤(あご)をのせて...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...私は満足してあらたに君臨したこの女王の頤使(いし)に身をまかせようと思つた...
中勘助 「銀の匙」
...頤(あご)をグイとしゃくって...
野村胡堂 「悪人の娘」
...まだ頤なんか撫でるには早いよ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...頤(あご)を突き出しました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...声は少し顫えておりますが、顔色はすっかり平静になって、聡明らしい大きい眼も、紅い光沢(つや)の良い唇も、頬から頤へ、首筋にかけての柔かい線も、八五郎が夢中になるように、全く比類の少ない美しさです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...頤(おとがい)のすぐ下にはいくつかの深い掻き傷があって...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「モルグ街の殺人事件」
...鴉の羽根などを拾ひあげて頤の下や腋の下を擽つて見ると...
牧野信一 「剥製」
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