...頑として言わなかった...
海野十三 「火星兵団」
...正造はなにをいっても頑として受けつけなかった...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...女王は頑として動かず...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...」私は頑として応じなかった...
太宰治 「服装に就いて」
...律儀一途のマジャルドーは頑として頭(かぶり)を縦に振らなかった...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...母は頑として聞き入れない...
外村繁 「澪標」
...頑として腰を落着け...
豊島与志雄 「庶民生活」
...僕は頑として断った...
豊島与志雄 「不肖の兄」
...和議の條件を種々提示したが石圃は頑として應じない...
中島敦 「盈虚」
...その時も僅(わず)か五厘の釣銭(つり)を取るべく店先へ腰を卸して頑として動かなかった...
夏目漱石 「道草」
...次は何を? メリヘイブン閣下をお呼びしましょうか」マクスグラジャ大将が頑として...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...頑として彼らの乗船を拒み...
牧逸馬 「運命のSOS」
...舌は頑として譲歩しないのであった...
山本周五郎 「季節のない街」
...あげなザマではいかん」と云い出して頑として諾(き)かない...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...何(ど)うしても伯林(ベルリン)で降りるのだと云つても頑として不可(いけ)ないと云ふ...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...頑として出さない...
吉川英治 「黒田如水」
...帝はなお頑として「祥瑞(しょうずい)...
吉川英治 「三国志」
...頑としていうことをきかない犬に業(ごう)を煮(に)やす...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「にんじん」
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