...地面の上で鞴(ふいご)を動かし始めました...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...蹈鞴(たたら)しこふむ勢(いきほひ)に...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...極めて原始的な玉鋼(たまはがね)と称する荒がねを小さな鞴(ふいご)で焼いては鍛え...
高村光太郎 「小刀の味」
...鞴(ふいご)による送風装置が...
田畑修一郎 「出雲鉄と安来節」
...そこに鞴(ふいご)の前にして汗を流して働ける彼れ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...鞴の力で鍛へられたけれど...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...鞴(ふいご)のふうふういう息使い...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...一と思ひに」「鞴(ふいご)を使つて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...鞴祭の撒(ま)き蜜柑じゃねえ...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...出帆を六月中旬ときめ、このあと島に流れ着くもののために、岩穴前の畑に籾(もみ)を三斗蒔き、四組の舟子がこの島に漂着した顛末(てんまつ)、この島での食餌(しょくじ)のありかた、籾のとりかた、衣服のつくりかた、天水のとりかた、船づくりの方法などをくわしく木片に書きつけ、船の雛形と船づくりの道具一式、鞴、燵石(ひうちいし)、鍋一つを木箱に入れて岩穴の奥におさめ、入口に木標を立てて印にした...
久生十蘭 「藤九郎の島」
...忌々(いま/\)しさうに地鞴(ぢたゝら)を踏みながら...
三島霜川 「解剖室」
...妄と地鞴踏(ぢたゝらふ)む...
三島霜川 「平民の娘」
...蹈鞴と呼ぶことは上古以来変らぬのである...
柳田國男 「地名の研究」
...八日の鞴祭(ふいごまつり)をカジヤグンチなどという方言さえ出来た...
柳田国男 「年中行事覚書」
...または一本踏鞴(たたら)などと伝え...
柳田国男 「山の人生」
...僕は蕪形(かぶらなり)の大きな鞴子(ふいご)で其(それ)を煽(あふ)いで居た...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...鞴(ふいご)のそばに立ててある一挺の鉄砲に目をとめて...
吉川英治 「新書太閤記」
...そしてさて――鞴(ふいご)のそばの切株に腰かけて...
吉川英治 「宮本武蔵」
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