...が、いい加減な駄法螺(だぼら)を聞かせられて、それで黙って恐れ入っては、制服の金釦(きんボタン)に対しても、面目が立たない...
芥川龍之介 「西郷隆盛」
...もう一ぺん向き直させなければ女の面目が立たないように思いました...
中里介山 「大菩薩峠」
...大将の面目が立たない」そこで改めて簡閲点呼を試みたが...
中里介山 「大菩薩峠」
...植幸の面目が立たないだろうじゃないか」「なるほど...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...係の役人の面目が立たないことになるのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...係の役人の面目が立たないことになるのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...三千五百石の面目が立たないことになるのだよ」「成程ね」「瀬尾淡路守樣は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...世間に対して御三家の面目が立たないというので...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...一つでも年上の自分の面目が立たないと...
宮原晃一郎 「熊捕り競争」
...あの星影の渓谷の誓いを――日本左衛門と白刃(しらは)の間に果さなければ何人(なんびと)の前にも面目が立たない...
吉川英治 「江戸三国志」
...それでは私も面目が立たないから...
吉川英治 「宮本武蔵」
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