...子供にだつてあまり非道い裝(なり)をさせて出したくもありませんから子供達に宛てた金はみんなそのために使つてしまひますし...
ヘンリック・イブセン Henrik Ibsen 島村抱月譯 「人形の家」
...悪い事は何でも皆私におっかぶせてしまうんだから非道いわ』『否え...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「機密の魅惑」
...あの晩吉岡さんは非道い胃痙攣(いけいれん)を起して大騒ぎいたしました...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「情鬼」
...しかし弟は実に怪(け)しからん非道い奴です...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「鉄の処女」
...あれ程堅く約束なすつたのに非道いぢやありませんか...
谷崎潤一郎 「戯曲体小説 真夏の夜の恋」
...「あんまり非道いことをしちゃいけませんよ」と...
谷崎潤一郎 「少年」
...いつも一番いやな役廻りになって非道い目に合わされたのは光子である...
谷崎潤一郎 「少年」
...非道い目に会わされる...
谷崎潤一郎 「少年」
...只『眞正に非道いことを仰しやる...
徳田秋聲 「媒介者」
...先方の遣口が実に非道いんです...
徳田秋聲 「和解」
...他所目(よそめ)にも非道いと思う事を為るが...
羽志主水 「越後獅子」
...どんなに非道い目に逢っても死にたいなどとは一度も思ったことがなかったが...
林芙美子 「帯広まで」
...ほんにほんに非道いめに...
ホフマンスタアル Hugo von Hofmannsthal 森鴎外訳 「痴人と死と」
...非道い寒さだった...
牧逸馬 「運命のSOS」
...「なる程非道い」と云った...
森鴎外 「ヰタ・セクスアリス」
...もっと非道いのがありますよ...
夢野久作 「悪魔祈祷書」
...悪い事をした子には何か非道い罰を当ててやろうと思うんだ」「フーン」と猪は犬の言葉を聞いて腕を組んで考えました...
夢野久作 「犬のいたずら」
...かなり非道い憂鬱状態に陥っていた...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
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