例文・使い方一覧でみる「非業」の意味

...僕の家族も彼等のやうに非業（ひごふ）の最後を遂げてゐたかも知れない... 僕の家族も彼等のやうに非業の最後を遂げてゐたかも知れないの読み方
芥川龍之介「本所両国」

...奇怪にも邸内の密室のなかに非業（ひごう）の最期をとげた糸子の父... 奇怪にも邸内の密室のなかに非業の最期をとげた糸子の父の読み方
海野十三「蠅男」

...それが何か錨健次の非業な最期や... それが何か錨健次の非業な最期やの読み方
海野十三「獏鸚」

...一人娘の非業（ひごう）の最期に気も顛動（てんどう）して... 一人娘の非業の最期に気も顛動しての読み方
江戸川乱歩「黄金仮面」

...園田は谷山の助手を勤めて非業（ひごう）の最後をとげた男です... 園田は谷山の助手を勤めて非業の最後をとげた男ですの読み方
江戸川乱歩「吸血鬼」

...人の怨みを買うて非業に死し... 人の怨みを買うて非業に死しの読み方
相馬愛蔵「私の小売商道」

...この非業（ひごう）な最期を遂げられた御婦人も安心して成仏ができるだろうから... この非業な最期を遂げられた御婦人も安心して成仏ができるだろうからの読み方
橘外男「蒲団」

...兎にも角にも関白やその一族たちの非業（ひごう）な殺され方に同情を寄せ... 兎にも角にも関白やその一族たちの非業な殺され方に同情を寄せの読み方
谷崎潤一郎「聞書抄」

...ハムレットは、父の非業の死を、その亡霊から教えらるる... ハムレットは、父の非業の死を、その亡霊から教えらるるの読み方
豊島与志雄「夢」

...その非業（ひごう）の死を遂げたという婦人... その非業の死を遂げたという婦人の読み方
中里介山「大菩薩峠」

...淫楽の後家さんの非業の死体というのが... 淫楽の後家さんの非業の死体というのがの読み方
中里介山「大菩薩峠」

...国主大名が殿中に於て非業（ひごう）の死を遂げた場合には... 国主大名が殿中に於て非業の死を遂げた場合にはの読み方
中里介山「大菩薩峠」

...後妻と共に非業（ひごう）に生涯を終っている... 後妻と共に非業に生涯を終っているの読み方
中里介山「大菩薩峠」

...非業の最期をとげた仲間は数を知らず... 非業の最期をとげた仲間は数を知らずの読み方
中村清太郎「ある偃松の独白」

...父親の鎌井重三郎（かまいじゅうざぶろう）は人手にかかって非業の死を遂げ... 父親の鎌井重三郎は人手にかかって非業の死を遂げの読み方
野村胡堂「銭形平次捕物控」

...夫重三郎の非業の死を... 夫重三郎の非業の死をの読み方
野村胡堂「銭形平次捕物控」

...主人持氏（もちうじ）を非業に死なせた報いと噂するを聞いて... 主人持氏を非業に死なせた報いと噂するを聞いての読み方
南方熊楠「十二支考」

...兄貴の非業の死も... 兄貴の非業の死もの読み方
吉川英治「新・水滸伝」

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