...夏には青磁色の海がとても美しい...
...青磁色の着物を着ていらっしゃいますね...
...青磁色のマグカップがほしい...
...子どもの目には青磁色に輝く瞳がある...
...青磁色を基調としたインテリアがおしゃれだ...
...青磁色の猪口で……と...
石川欣一 「可愛い山」
...35欝積する笛のねに去(さ)りがての思慕をつのらせる 青磁色のばらのはな...
大手拓次 「藍色の蟇」
...大理石の表にその色絹やハイヤシンスや青磁色の壺が斜(はすか)ひにつや/\して潤(うる)んで写つてゐた...
鈴木三重吉 「桑の実」
...青磁色の鉢があった...
直木三十五 「南国太平記」
...お振り」お由羅は、小藤次へ、振向きもしないで「そうれ、大井川――ゆっくり、お休み」「あの女のことで」「寝首を掻かれんようにの」お由羅は、濃い青磁色に、紅梅模様を染めて、蕋(しべ)に金銀糸の縫いのした被布を被ていた...
直木三十五 「南国太平記」
...それが青磁色の空にぼかしたように溶けこんでいる...
中谷宇吉郎 「黒い月の世界」
...地平線上の青磁色が橙色にかわり...
中谷宇吉郎 「黒い月の世界」
...冷たい淡青磁色の空も...
中谷宇吉郎 「荒野の冬」
...澄んだ空は一面に薄青磁色に晴れ上がっている...
中谷宇吉郎 「八月三日の夢」
...淡い青磁色――あの砧(きぬた)青磁という品の良い色をした服装と...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...青磁色の服を染(そめ)て...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...空色の單衣に青磁色の帶は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...しかもひとところ、煌々(こうこう)と無数に臨時燈をかかげ、その真昼のような明るさの中に、青磁色無地、剣かたばみを大きく染め残した式幕で門前を廻らし、その左右に高張りを立てて、静まりかえった大家(たいか)を見た...
橋本五郎 「自殺を買う話」
...青磁色の空さえところどころ覗いている...
堀辰雄 「晩夏」
...七月初旬の青磁色に晴れ渡つた空からは水々しい光りが...
牧野信一 「秋晴れの日」
...青磁色(せいじいろ)の流行が廃(すた)れたよりも寂(さび)しい事ですね...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
...同じ模様の薄青磁色(うすせいじいろ)の絽(ろ)の帯を結んで居た...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...青磁色といつたやうな奈良朝以來の...
吉川英治 「折々の記」
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