...然りと雖も、彼等の勢力は未だ以て中原を動かすに足らざりき...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...現今と雖も、私は自分を如何なる意味に於いても完成品だなどとは思はない...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...蓋(けだ)しこの運命は恐らくは優人自身と雖(いへ)ども予知せざる所...
石川啄木 「閑天地」
...併し今ま千五百萬圓掛けると雖も今日の谷中村を拵へることは中々六ヶ敷ことである...
田中正造 「土地兼併の罪惡」
...併しカントと雖も権利根拠を実はどこからも導くことは出来ない...
戸坂潤 「認識論とは何か」
...吾人はこの人物の何故に斯の如き蛮行を敢てしたるかを説明する事能はずと雖...
ドストエウスキー Fyodor Mikhailovich Dostoevski 森林太郎訳 「鰐」
...反つて之れを助くるもの朝野に少なからざるは何ぞや蓋し侯は政治上の顯勢力を有せずと雖も...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...實に彼れの肺肝より出でたる眞面目の語なりき聞く者皆其抱負の不倫を笑ふと雖も...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...自ら進で閣員たらんとするの目的ありしとは信ずる能はずと雖も...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...雑輩の出入は之れを禁じ得べしと雖も...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...蓋し大隈を畏れたるに由る大隈を畏るゝは大隈と進歩党との関係に顧みる所あるが為なり彼れの進歩党を好まざるは自由党を好まざるに同じきなり然らば何故に前に大隈の入閣に賛成せる乎蓋し大隈出でずむば内閣改造の事成す可からざればなり今や彼は京摂の間に優悠して復た人世に意なきが如しと雖も...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
......
永井荷風 「一夕」
...家老用人と雖(いへ)どもその製法を知らないのが常だ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...江戸廣しと雖(いへど)も菊屋の傳右衞門ばかりだらう――て評判ですよ」「廣しと雖も――と來たね...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...さりながら銹びたりと雖銀色なる足利時代には...
原勝郎 「足利時代を論ず」
...マクサ真草苅(まくさかる)荒野二者雖有(あらぬにはあれど)黄葉(もみぢばの)過去君之(すぎにしきみが)形見跡曾来師(かたみとぞこし)マクサは真草でススキの美称であるが...
牧野富太郎 「植物記」
...雖然子爵夫人に子の無いといふ一ツの事件(じけん)が...
三島霜川 「平民の娘」
...雖然其苦痛を償(つぐな)ふだけの滿足もあツたのだから...
三島霜川 「平民の娘」
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