...隅っこの給仕席に二人は腰を下ろしているのだった...
海野十三 「四次元漂流」
...今日もその為に態(わざ)と残してあった隅っこの椅子に一人離れて腰かけて...
江戸川乱歩 「悪霊」
...賊は発着所の薄暗い隅っこに...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...早苗さんはいやしないじゃないか」向こうの隅っこに...
江戸川乱歩 「黒蜥蜴」
...彼のは廊下の隅っこの一番不便な場所があてがわれてありました...
江戸川乱歩 「湖畔亭事件」
...またもや幾日かのあいだ隅っこへ引っこんでしまった...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...穴蔵のなかでも一番けがらわしい隅っこへ押し込んでしまう...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...片野さんは隅っこの卓子に腰を下した...
豊島与志雄 「潮風」
...室の隅っこに上りこんだ...
豊島与志雄 「小さき花にも」
...これは四条の道具店の隅っこで見つけました」「よろしい人相してまんな」「こっちを見給え...
中里介山 「大菩薩峠」
...隅っこに夜具が積まれ...
中島敦 「プウルの傍で」
...もっとも一番後で五人の子供が空地の隅っこに一とかたまりになって話しているのを見たのは...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...隅っこの方に立って居りました...
野村胡堂 「流行作家の死」
...三等車の隅っこで何を考えています...
林芙美子 「新版 放浪記」
...あなたのお心のどんな隅っこへも入れて頂く余地がないのでございましょうかしら?』そこで我等の主人公は...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...一番隅っこの方までが...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...子供らは隅っこにこそこそ移動した...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...庭の隅っこにいる...
宮本百合子 「獄中への手紙」
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