例文・使い方一覧でみる「陥れる」の意味
スポンサーリンク...何年か後には必ず意外の機会から全露を大混乱に陥れる時がある」とはしばしば云（い）い云いした... 
内田魯庵 「二葉亭追録」
...有罪者を逸して無辜のものを罪に陥れることがないとは断言出来ないのですからね...
江戸川乱歩 「心理試験」
...もうこの上由（よし）ない恐怖に人を陥れることは止めにしようと決心したのであった...
橘外男 「逗子物語」
...どうして罪に陥れることができるでしょう...
橘外男 「仁王門」
...国家を窮地に陥れると共に...
津田左右吉 「建国の事情と万世一系の思想」
...話した本人を他人の前に陥れることも揚げることも勝手に出来る...
寺田寅彦 「アインシュタインの教育観」
...今日はおぞくも伏兵の計（はかりごと）に陥れるを...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...北支の人民を塗炭の苦しみに陥れるものなどではない...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...異国の風俗が人間を不安に陥れるように...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...順一は中央の五十点を陥れるのが得意だった...
豊島与志雄 「自由人」
...「美しい顔をして人を陥れるようなハイカラ野郎は延岡に居（お）らないから……と君は云ったろう」「うん」「ハイカラ野郎だけでは不足だよ」「じゃ何と云うんだ」「ハイカラ野郎の...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...そして人民全体を最もはげしい貧困に陥れるのである...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...奴隷状態に陥れる人々の上に特に辛く落ちかかることであろう...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...全体をも混乱と不幸に陥れることになるでしょう...
三好十郎 「恐怖の季節」
...貴女をエタイのわからない不幸な運命に陥れるに忍びません...
夢野久作 「近眼芸妓と迷宮事件」
...私たちを陥れる必要が何処に在るのかイクラ考えても発見出来なかった...
夢野久作 「少女地獄」
...その沈黙は私を無限の谷底に陥れるように深く...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...ドーブレクは何も疑ってやしない』『ですが外（ほか）の連中が……』『外の連中？ もし連中が俺を陥れるのを利益と思うなら...
モウリス・ルブラン 新青年編輯局訳 「水晶の栓」
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