例文・使い方一覧でみる「閨」の意味

...秀吉の如く閨門（けいもん）の裡に一家滅亡の種を蒔（ま）かず... 秀吉の如く閨門の裡に一家滅亡の種を蒔かずの読み方
芥川龍之介「大久保湖州」

...堅（かた）く言えば深閨（しんけい）に何とかだ... 堅く言えば深閨に何とかだの読み方
泉鏡花「縁結び」

...閨の内を（みまわ）して... 閨の内をしての読み方
泉鏡花「婦系図」

...閨（ねや）では別段に注意を要するだろう... 閨では別段に注意を要するだろうの読み方
泉鏡花「怨霊借用」

...閨年（うるうどし）といふのだから覚えてお置き... 閨年といふのだから覚えてお置きの読み方
アンリイ・ファブル　Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳「科学の不思議」

...孔子は閨房（けいぼう）に於て... 孔子は閨房に於ての読み方
大隈重信「現代の婦人に告ぐ」

...茶道の影響は貴人の優雅な閨房（けいぼう）にも... 茶道の影響は貴人の優雅な閨房にもの読み方
岡倉覚三村岡博訳「茶の本」

...閨（ねや）の審判を... 閨の審判をの読み方
太宰治「HUMAN LOST」

...ことは上流の閨房（けいぼう）に関連してともすれば風紀紊乱（びんらん）の恐れがあり... ことは上流の閨房に関連してともすれば風紀紊乱の恐れがありの読み方
橘外男「陰獣トリステサ」

...而して眠襲ふ時遊戲を棄てて閨に入り... 而して眠襲ふ時遊戲を棄てて閨に入りの読み方
ホーマー　Homer 土井晩翠訳「イーリアス」

...打明けて言えば、初めのうち、閨の中で、私と彼女とは気が合わなかった...
豊島与志雄「聖女人像」

...ドイツ最大の閨秀詩人であるといわれている... ドイツ最大の閨秀詩人であるといわれているの読み方
アネッテ・フォン・ドロステ＝ヒュルスホフ　Annette von Droste=Hulshoff 番匠谷英一訳「ユダヤ人のブナの木」

...... の読み方
野口雨情「枯草」

...内儀のお蔦は一年孤閨（こけい）を守った上... 内儀のお蔦は一年孤閨を守った上の読み方
野村胡堂「銭形平次捕物控」

...閨門（けいもん）の示唆によって長子が退けられたともいわれている... 閨門の示唆によって長子が退けられたともいわれているの読み方
長谷川時雨「九条武子」

...さて嫁女と共に閨（ねや）に入るに... さて嫁女と共に閨に入るにの読み方
夢野久作「白くれない」

...なぜなら閨室（けいしつ）の廊欄（ろうらん）には燈火をつらね... なぜなら閨室の廊欄には燈火をつらねの読み方
吉川英治「三国志」

...はやくも朝倉家の内争や閨閥（けいばつ）のうるさい事情を観（み）ぬいて諦（あきら）めてはいた... はやくも朝倉家の内争や閨閥のうるさい事情を観ぬいて諦めてはいたの読み方
吉川英治「新書太閤記」

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